意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
動画でみる葬儀の知識へ動画でみる葬儀の知識
さいたま市の葬儀社セレモニーのHPへご葬儀はくらべて選ぶ時代
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

2023-03-31

遺品整理の5つのコツ|遺品整理をするタイミングや残しておくべきものを解説

大切な方が亡くなられた後、残されたご家族は遺品整理を行います。遺品整理は分別するのが難しく、かつ時間もかかる作業なので、「手をつけたはいいけど、なかなか進まない」といった状況になることも少なくありません。今回は、遺品整理をスムーズに進めるコツや、片づけ方法について解説していきますので、お困りの方は参考にしてみてください。

遺品整理の5つのコツ①:急いで遺品整理する必要はない

一般的に、遺品整理や形見分けは四十九日を過ぎたころにやるべきとされていますが、無理に急いで取り組む必要はありません。大切な親族が亡くなられた直後は、喪失感から「何も手をつけられない…」と落ち込むことがほとんどで、無理に遺品整理をすると余計につらくなってしまうかもしれません。遺品整理の期間はあくまで目安であり、法的に決められた期間ではありませんので、まずは自分の気持ちの整理を優先して行うようにしましょう。

遺品整理の5つのコツ②:関係者の確認を取ってから行う

遺品整理をする前には、必ず関係者の確認を取ってからにしましょう。関係者とは、親族や親しかった友人などです。確認をせずに遺品整理をしてしまうと「勝手に捨てられた」「生前にもらう約束をしていたのに」といったトラブルが発生しかねません。

まずは関係者に遺品整理をしたい旨を伝え、許可を得ましょう。遺品整理を一緒に行う予定の方がいた場合は、日程の調整を行います。もし一緒に作業できないような方がいる場合には、あらかじめ残しておきたいものなどがないか聞いておくと良いでしょう。

また、遺品整理をしていると、稀に大変価値のあるものが出てくることがあります。そのような際、自分で勝手に処分してしまうと大きな親族トラブルに発展するおそれがあります。なお、遺品の整理については以下の記事でも解説していますので、こちらも併せてチェックしてみてください。

オススメ関連記事

形見分けのマナーとは?形見分けを行う時期や注意点

ご葬儀を済ませ、一段落したご遺族が考えることの1つに「形見分け」があります。故人様を供養するためにできることの1つであ...

ご葬儀を済ませ、一段落したご遺族が考えることの1...

続きを読む
形見分けのマナーとは?形見分けを行う時期や注意点

遺品整理の5つのコツ③:書類はとりあえず残しておく

遺品整理をする際には、書類関係を残しておきましょう。書類関係とは、具体的に以下のものを指します。

・保険関係…生命保険/損害保険/火災保険/地震保険などの保険証書

・年金関係…年金手帳など

・債務関係…ローンの契約書など

・金融関係…有価証券/その他の金融資産など

・クレジットカード…契約内容の分かる書類

・インフラ関係…電気・水道・ガスなどのインフラ関係を手続きできる書類

・不動産関係…登記簿/登記済権利証など

上記の書類を見つけたときは、クリアファイルなどに入れて保管しておきましょう。分類している時点では不要だと思われる書類も、何かの拍子に必要になる可能性があります。また、書類と一緒に以下のものも保管しておくようにしてください。

・通帳

・印鑑

・身分を証明できるもの(マイナンバーカード/免許証/健康保険証)

遺品整理の5つのコツ④:遺品を3種類に分類する

遺品整理は「残しておくもの」「捨てるもの」「保留」の3つに分類し、そこからさらに検討していくとスムーズに進みます。「残しておくもの」は、純粋に残しておきたい思い出の品物や、形見分けするものを入れましょう。「捨てるもの」については、ご家族同士で話し合い、相談して分別しますが、難しいのは「保留」に分類するものです。

「保留」には、捨てるべきか残しておくべきか判断しかねるものを入れます。たとえば、「価値があるのかわらないもの」「特に使用する機会はないけど故人様が大切にしていたもの」などです。少しでも悩んだら、とりあえず「保留」に分類しましょう。一つひとつ悩んでいては、遺品整理は進みません。

ひと通り分類し終わったら、「保留」に入れておいたものから、さらに「残しておくもの」「捨てるもの」の2つに分けていきましょう。最終的には、「残しておくもの」と「捨てるもの」の2つに分類します。

遺品整理の5つのコツ⑤:不要なものを処分する

「残しておくもの」と「捨てるもの」に分類できたら、不要なものを処分していきます。一般的に、以下のような方法で処分することが多いです。

・リサイクルショップに売る

・自治体で処分してもらう

・業者に依頼する

・お焚き上げなどで供養してもらう

・寄付する

再利用して使えそうなものがあれば、通常の不用品と同じように売却できます。リサイクルショップや質屋、遺品整理業者などが買い取ってくれます。持ち込みが難しい場合は、出張買取サービスを使うと良いでしょう。

自治体で処分する場合は、各地域の方法に従って処分しましょう。自分で処分するのが手間な場合は、業者に依頼すると便利です。少々高くついてしまいますが、その分手間なく処分できます。

また、車椅子などの福祉用具などがあれば、施設に寄付することを検討してみてください。寄付を募っている施設を探して提供すれば、スタッフや入居者の方々に喜ばれるでしょう。

なお、処分に困るようなものが多い場合、近所にある寺院にお焚き上げをしてもらって供養するという方法もあります。ただし、素材によってはお焚き上げできない場合もありますので、不安な方は事前に寺院へ確認しておくと良いでしょう。以下の記事ではお焚き上げについて詳しく解説していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

オススメ関連記事

お焚き上げはどうすればいいの?お焚き上げの意味や場所について

大切な方の遺品を供養するために行う儀式を「お焚き上げ(おたきあげ)」と言います。お焚き上げは、宗教的にも認められてい...

大切な方の遺品を供養するために行う儀式を「お焚...

続きを読む
お焚き上げはどうすればいいの?お焚き上げの意味や場所について

まとめ

一般的に、遺品整理は四十九日が過ぎたころにするものとされています。しかし、大切なご家族を亡くされて間もないため、まずは自分の気持ちの整理がついてから整理していくことをおすすめします。

また、後々のトラブルを防止するために、遺品整理は必ず親族関係者に確認を取ってから行うようにしましょう。故人様が遺書やエンディングノートに自分の意志を書いている場合は、その内容にしたがって遺品整理を進めていくのが適切です。なるべく後悔しないよう、慌てずにきちんと準備を整えてから手をつけるようにしてください。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


「その他」に関する記事

初盆ではお布施が必要!金額相場や書き方、渡し方をわかりやすく解説

初盆ではお布施が必要!金額相場や書き方、渡し方をわかりやすく解説

大切な方 を失ったご遺族にとって、初めて迎えるお盆である初盆は、通常のお盆とは違う特別な意味を持ちます。初盆はそう頻繁に訪れるものではないため、実際に何をしたら良いのか、初盆の法要はどうするのが正解なのかなど、さまざまな疑問を持つ方も多いでしょう。 そこで本記事では、初盆とは何か、また初盆におけるマナーや香典の包み方などを詳しくご紹介します。

精霊流しとは?歴史や灯篭流しとの違い、精霊船の作り方について解説

精霊流しとは?歴史や灯篭流しとの違い、精霊船の作り方について解説

お盆の時期に耳にする精霊流し(しょうろうながし)は、日本で行われている弔いの行事です。映画や報道番組などで精霊流しの動画が流れると、幻想的で美しい光景が印象に残りますが、この行事には昔ながらの歴史や深い意味が込められています。 そこで当記事では、精霊流しが行われている地域やその意義、そして精霊船の作り方などについても解説していきます。

大文字焼き(京都五山送り火)とは?歴史や場所、いつ見られるのか解説

大文字焼き(京都五山送り火)とは?歴史や場所、いつ見られるのか解説

夏も佳境に入りお盆を迎えると、日本のさまざまな地域で大文字焼き(だいもんじやき)が行われます。中でも京都で行われる送り火が有名ですが、この行事はお盆でこちらの世界へ降りてきたご先祖様や故人様の御霊をご供養するための美しき弔いです。 そこで当記事では、大文字焼きの意味や歴史、そして行われる開催地や日程などについてご説明していきます。

初盆でのお供えに適したものとは?金額相場や渡し方、お返しについても解説

初盆でのお供えに適したものとは?金額相場や渡し方、お返しについても解説

大切なご家族が永眠されてから初めて迎えるお盆は、一般的に初盆と呼ばれています。初盆は故人様やご先祖様をお迎えして弔う、年に一度の大切な時期です。 しかしながら、詳しい意味、行う内容までを詳細に把握している方は少ないのではないでしょうか。そこで当記事では、初盆を行う意義や内容、マナーなどを詳しく解説していきます。

関連する記事「その他」について

初盆ではお布施が必要!金額相場や書き方、渡し方をわかりやすく解説

初盆ではお布施が必要!金額相場や書き方、渡し方をわかりやすく解説

精霊流しとは?歴史や灯篭流しとの違い、精霊船の作り方について解説

精霊流しとは?歴史や灯篭流しとの違い、精霊船の作り方について解説

大文字焼き(京都五山送り火)とは?歴史や場所、いつ見られるのか解説

大文字焼き(京都五山送り火)とは?歴史や場所、いつ見られるのか解説

初盆でのお供えに適したものとは?金額相場や渡し方、お返しについても解説

初盆でのお供えに適したものとは?金額相場や渡し方、お返しについても解説

お盆にキュウリとナスで作る「精霊馬」とは?意味や作り方を解説

お盆にキュウリとナスで作る「精霊馬」とは?意味や作り方を解説




埼玉・東京・千葉葬儀場のご案内