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2021-04-30

納骨式を執り行うタイミングとは?必要な準備や納骨式当日の流れもご紹介

火葬後のご遺骨をお墓や納骨堂に納める儀式が「納骨式」です。この納骨式は故人様を偲びながら供養するとても大切な儀式の1つになりますが、いつ、どのように執り行われるものなのでしょうか。また、納骨式に参列する際にはどのようなマナーがあるのでしょうか。

そこで今回は、納骨式を執り行うタイミングや事前準備、当日の流れなどについてご紹介します。

納骨式を執り行うタイミングとは?

納骨式をいつまでに執り行わなければいけないという決まりは特になく、ご葬儀後の手続きや弔問客への対応といった忙しい時期を終えて、気持ちが落ち着いたタイミングで執り行われる方が多いようです。

納骨式はご遺骨を納める大切な儀式ですので、参列をお願いするご親族や故人様の友人・知人のスケジュールを合わせる必要があります。そのため、焦らずに周りの方々の予定を調整しながら納骨式の時期を決めるのがよいでしょう。

なお、一般的に納骨式を執り行うタイミングとしては以下の4つが挙げられます。

・四十九日法要
・百箇日(ひゃっかにち)法要
・一周忌法要
・三回忌法要

納骨式までに必要な準備

納骨式を迎えるまでにはいくつか準備が必要になります。以下では納骨式までに必要な準備についてまとめましたので、ご参照ください。

お墓の手配

納骨式までにご遺骨をどこに納骨するのかを決めておく必要があります。新たにお墓を建てられる場合には、どこのお寺や霊園に納骨するのか、供養はどのようにするのかなどを予め検討しておくようにしましょう。

もし万が一、お墓の手配が間に合わないようであれば、一時的に納骨堂に納めて、お墓の手配ができ次第、お墓に移すこともできますので、ご安心ください。

納骨式を執り行う場所に連絡

納骨式を執り行う場合、お墓に納骨するようであっても、納骨堂を利用されるようであっても、納骨式を執り行いたい時期を伝えて日程をおさえる必要があります。読経をあげていただく納骨法要を執り行う場合は、司式者の都合を確認しておくのを忘れないようにしましょう。

なお、土日やお彼岸、お盆などと重なってしまうと混み合うことが予想されますので、早めに連絡を入れるようにしましょう。

必要書類の用意

納骨を執り行うには、「埋葬許可証」と「墓地使用許可証(または受入許可証)」が必要になります。

役所に死亡届を提出すると火葬許可証が発行されます。火葬許可証は火葬の際に提出しますが、その火葬許可証に火葬されたことを証明する印が押された書類が「埋葬許可証」になります。納骨する際には、この埋葬許可証が欠かせないため、火葬が済んで「埋葬許可証」を受け取ったら、失くさないように保管しましょう。

また、墓地や霊園に納骨する場合、墓地や霊園の管理者に「墓地使用許可証」を発行してもらいましょう。改葬を行い、樹木葬などにする場合や納骨堂に納める場合には墓地や霊園の管理者に「受入許可証」を発行してもらいます。

参列者への連絡

納骨式はご家族やご親族などの身内だけで執り行われることが多いですが、納骨式の日時と場所は忘れずに伝えましょう。また、身内以外の参列者がいらっしゃる場合は、招待状を出しておくと親切です。

石材店に依頼

お墓に戒名や故人様のお名前を新たに彫る場合や墓石を動かして納骨する場合は、石材店に依頼をしましょう。戒名やお名前を彫るには事前に準備が必要になりますので、納骨式までに間に合うように依頼をしておきましょう。

会食する場所を予約

四十九日法要や一周忌法要などと同日に納骨式を執り行う場合、会食の手配が必要です。また、当日は納骨式だけを執り行う場合は、参列者の方々へお菓子やお茶を用意しておきましょう。

納骨式当日の流れ

納骨式当日はどのような流れで進んでいくのかを見ていきましょう。一般的な納骨式の流れを以下のようになりますが、宗教や宗派、地域によって若干の違いがあることもあります。ご心配な方は事前にご親族や葬儀社に確認しておくと安心です。

1)ご遺族代表の挨拶
2)司式者による読経
3)納骨
4)読経と焼香
5)お供え
6)お布施を渡す
7)会食

納骨式にかかる費用とは?

納骨式にかかる費用に関しては、納骨の作業費用だけではありません。事前にどれくらいかかるのかをある程度理解しておけば、いざご自身が施主として納骨式を執り行うことになった場合も、慌てずにすみます。

納骨作業費

納骨を行う際にかかる作業費用になります。これは納骨を行う際に必ずかかり、相場としては1~3万円とされています。

お墓の建立費

墓石の素材やデザインなどで価格が大きく変わるために相場が少々分かりづらいですが、一般的にお墓を建てる際の相場としては200万程度とされています。また、新しくお墓を建てる場合には納骨式とは別にお墓に故人様の魂を入れる「魂入れ(開眼供養・開眼法要)」が必要になります。魂入れの費用は寺院によって異なりますが、おおよそ3万円程度とされています。

彫刻料

墓石に新しく故人様の戒名や没年などを彫る際にかかる費用になります。相場としては3~5万円程度とされています。

卒塔婆料

卒塔婆(そとば・そとうば)はお墓の後ろに建てられる細長い木の板のことを言います。皆さん一度は目にされたことがあると思います。卒塔婆を建てる際にも費用が発生し、1本あたりの相場としては2,000~5,000円程度とされています。

お布施・お車代・御膳料

お布施の金額は宗派や地域などによって変わりますが、相場としては2~5万円程度とされています。また、お車代は5,000~1万円程度、御膳料も5,000~1万円程度お渡ししましょう。

会食代

納骨式後に行う会食の費用も負担することになります。参列者1人あたり3,000~1万円程度が相場とされています。

まとめ

納骨式を執り行うにあたり、決めなければいけないことや用意しなければいけないことがたくさんあります。当日になって慌てることなく、滞りなく納骨式を進めていくためにも、しっかりと準備を行いましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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