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【例文あり】一周忌法要のお礼状まとめ|書き方のポイントも解説します

公開日2023/06/23|最終更新日2023/06/23

一周忌法要などの仏事に来ていただいた方や、供花またはお供え物などをいただいた方へは、お礼の品を送るのが一般的です。また、その品々とともに感謝の気持ちを込めたお礼状も添えます。最大限の気持ちを伝えるには、相手に不快な思いをさせることのないような文書を作成することが大切です。

そこで今回は、一周忌法要の説明とともに、お礼状の書き方のポイントや例を挙げて詳しく解説していきます。

一周忌法要とは?

故人様が亡くなってからちょうど一年目の祥月命日に、「一周忌法要」を執り行います。一周忌法要は、年忌法要の中で最も大切な儀式の一つです。一周忌法要には、ご遺族や親しくしていた友人などさまざまな関係者が参列し、僧侶の読経や参列者の焼香が行われ、食事(お斎)が振る舞われます。

近年では平日に仕事などで都合がつかない方が多いため、土曜日や日曜日に一周忌法要を行うのが一般的です。ただし、一周忌法要のしきたりとして、命日よりも後にならないよう前倒しの日程で組まれます。なお、一周忌法要までが喪中とされており、法要が終了すると同時に喪中期間も終わるといわれています。

一周忌法要のお礼状とは

一周忌法要に来ていただいた方や、出席できずお供え物や花を送っていただいた方に対し、返礼品に添えるのが「お礼状」です。お礼状は必ず送らなければいけないというものではありませんが、返礼品だけでなく感謝のメッセージを添えることでより感謝の気持ちが伝わるでしょう。

一周忌法要のお礼状はいつ送る?

一周忌法要のお礼状は、返礼品とともに当日来ていただいた方へお渡ししますが、来場できなかった方に対しては後日返礼品に添えて送ることになります。送付のタイミングは、法要終了後1週間以内がマナーです。万が一、返礼品の発送が遅れる場合は、先にお礼状だけでも届くように手配します。

一周忌法要のお礼状の例文まとめ

お礼状はマナーやしきたりに注意し、ポイントを押さえて作成することが重要です。さらに、「来ていただいた方」宛てと、「欠席しながらもお供え物を送ってくれた方」宛てというように、送る相手によって文章を変える必要も出てきます。では、例文を見ていきましょう。

一周忌法要のお礼状の例文①

拝啓

この度 亡き母 ○○儀 の一周忌法要に際しまして 御多用中のところをご列席賜りまして 誠に有難く御礼申し上げます

この一年 皆様より賜りました温かい励ましに 心から感謝申し上げます

ささやかながら 供養のしるしまでに心ばかりの品をご用意いたしましたので お納めいただければ幸いに存じます

略儀ながら書中をもちまして 謹んでご挨拶申し上げます

敬具

令和○○年 ○月○日(一周忌法要当日の日付)

〒○○○ー○○○○ ○○県○○市○○町○○ ○丁目○番地○号

施主 ○○○○(喪主の氏名)

こちらは参列した方へ感謝の気持ちを伝えるための例文です。法要の当日、返礼品に添えて渡しましょう。より丁寧に気持ちを伝えたい場合は手書きがおすすめですが、印刷でも失礼にはあたりません。

一周忌法要のお礼状の例文②

拝啓

この度 亡き父 ○○儀 の永眠に際しましては ご丁寧なお心遣いを賜りまして 誠に有難く御礼申し上げます

お陰をもちまして 一周忌法要を滞りなく済ませることができました

皆様方の変わらぬご厚情に あらためて感謝申し上げます

つきましては 供養のしるしまでに心ばかりの品をお送りいたしますので ご受納くださいますようお願い申し上げます

早速拝趨の上親しく御礼申し上げるところではございますが 略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます

敬具

令和○○年 ○月○日(一周忌法要当日の日付)

〒○○○ー○○○○ ○○県○○市○○町○○ ○丁目○番地○号

施主 ○○○○(喪主の氏名)

こちらは一周忌法要を欠席され、お供えをいただいた方へのお礼状です。基本的な文書構成は参列していただいた方と変わりませんが、パターンが異なるため表現方法を変更しています。

一周忌法要のお礼状の例文③

拝啓

この度 亡き祖父 ○○儀 の一周忌法要に際しまして 過分なるお心遣いを賜り 誠に有難く御礼申し上げます

お陰をもちまして 一周忌法要を滞りなく済ませることができました

ご厚情に感謝いたしますとともに 今後も変わらぬご厚誼をお願い申し上げます

まずは右 略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます

敬具

令和○○年 ○月○日(一周忌法要当日の日付)

〒○○○ー○○○○ ○○県○○市○○町○○ ○丁目○番地○号

施主 ○○○○(喪主の氏名)

こちらは、返礼品とともに渡せるお礼状のシンプルな文章です。参列には触れず「お心遣い」と表現しているので、参列の有無にかかわらずお供えをいただいた方全般に送ることができます。

ご家族で一周忌法要を行った場合

一周忌法要をご家族だけで済ませた場合、その報告と現状を伝えるお礼状が必要になることもあるでしょう。以下の文章は、法要へ呼べなかった方などへも幅広く使用できます。

拝啓

この度 亡き父 ○○儀 の一周忌法要を 家族にて相済ませましたので ご報告申し上げます

この1年 皆様には公私にわたり 温かい励ましの言葉をいただき 私ども家族もようやく気持ちの整理がつき おかげさまで元気に生活を営んでいけるようになりました

あらためまして故人が生前中に賜りましたご厚情にお礼申し上げますとともに 皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます

本来は直接ご挨拶を申し上げるべきところではございますが 略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます

敬具

令和○○年 ○月○日(一周忌法要当日の日付)

〒○○○ー○○○○ ○○県○○市○○町○○ ○丁目○番地○号

施主 ○○○○(喪主の氏名)

お礼状に関するマナー

多くの方へ気持ちを伝えるお礼状ですが、文章は基本縦書きで記載するといった大事なマナーが存在します。このほかにも、以下の内容を押さえておく必要があるので注意しましょう。

重ね言葉は使わない

物事が重なって起きてしまうという意味となる「重ね言葉」の使用は避けましょう。また、不吉な出来事をイメージさせる「忌み言葉」も厳禁なので、うっかり使ってしまわないよう、注意を払いましょう。

句読点は用いない

お礼状には句読点を使用しないのが一般的です。行事を止めることなくスムーズに進めるという意図を込め、区切りの句読点を打たずにスペースを使用して文章を作成します。

参列者には返礼品をお渡しする

一周忌法要では、香典やお供え物のお返しとして、来ていただいた方へ返礼品をお渡しするのがマナーです。いただいた金額にかかわらず、返礼品の相場は3,000~5,000円程度とします。

まとめ

普段から親しい仲であれば、メールやラインなどでお礼を伝えることの多い昨今ですが、目上の方などに正式な書面でお礼状を差し出すことで、丁寧な印象を与えることができます。お礼状の作成の基本を押さえ、いざというときに備えましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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