2019-06-10
ご葬儀は故人様との最後のお別れをする大切な儀式です。やり直しのきかない儀式だからこそ、ご葬儀を執り行ってから後悔しないように、今回は葬儀社選びのポイントをお伝えしたいと思います。
葬儀社とはご葬儀を執り行う会社を指します。葬祭業社、葬儀屋とも呼ばれています。
葬祭業が許認可事業ではないと聞いて驚いた方もいるかもしれません。許認可事業ではないため、誰でも事業を起こすことができるといえます。そのため、設備や商品ラインナップだけでなく、サービスのレベルには大きな格差があります。
もちろん、大手だからサービスが優れているということは一概に言い切れませんが、故人様を大切にしないような対応や携帯電話ひとつで仕事をしている業者の方も実際に存在しています。
いくつかの葬儀社に見積もりをだしてもらいましょう。
複数の葬儀社の見積もりを比較することで、どこの葬儀社が希望のご葬儀を執り行うことが出来るのか判断材料のひとつになるはずです。
この時にどのようなご葬儀にしたいのかをきちんと伝えることが重要です。
経験豊富なスタッフが在籍しているのか。
一生に一度の厳粛な儀式、やり直しのきかない儀式だからこそ、信頼できる経験豊富なスタッフに頼みたいものだと思います。慣れないご葬儀の不安を払拭できるように、ご要望を親身になって聞き、ご遺族の心をくみ、提案してもらうという対応も葬祭ディレクターがいれば安心です。
※葬祭ディレクターについてはこちら
葬祭業は究極のサービス業です。だからこそ、応対が雑な葬儀社には良いサービスは期待できません。電話の対応の仕方や言葉遣い、身だしなみもその一つであります。大切な儀式を執り行う業種であるからこそ、当然のことを当たり前にできていなくてはなりません。
葬儀費用にどのような内容が含まれているのか確認しましょう。
葬儀費用だけで判断するのはトラブルの元になります。葬儀社によって葬儀費用は変わってきます。見積りが安いからこの葬儀社に決めてしまおうというのは後悔することになりかねません。
「安い」という判断だけではなく、どのような内容が含まれているのか、過不足がないかなど、きちんと確認することが重要になります。優良な葬儀社はお客様のご要望を踏まえて総額を算出し、ご予算との調整を行っていきます。
悪徳葬儀社を見分け方。
格安や追加料金一切なしを謳っている葬儀社には気を付けましょう。
格安に関しては先述にしてあるように、葬儀社のセットプランやサービス内容によって変わってきますので、見積もりを確認することが必要です。追加料金一切不要の謳い文句には気を付けてください。
消費者庁より「追加料金一切不要」と広告で謳っていた葬儀社に措置命令が出されています。実際には、霊柩車の搬送距離や葬儀まで遺体を安置する期間などによって追加の費用が発生し、追加料金として10万円以上を支払った契約者もいたといわれています。
その他にも「葬儀一式◯万円。全国どこでも対応」など、目を引くキャッチフレーズにも気を付けましょう。ネット広告を見て葬儀を依頼したところ、「多額な追加料金を請求された」「価格やサービス内容について十分な説明がなかった」などの苦情が国民生活センターに数多く寄せられています。ご葬儀をお任せいただく会社として、お客様のご希望を聞かずして、「葬儀費用一式〇万円」と言い切ることできません。葬儀の費用はお客様のご要望によって違ってきます。葬儀の内容とご予算を調整していくのが葬儀社としての使命でもあります。
広告以外でも見積書に料理や返礼品の費用が記載されていない葬儀社も要注意です。料理や返礼品の費用も実費となる費用ですので、記載されていない場合は追加で請求されてしまう場合があります。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。
ご葬儀には、さまざまなマナーやしきたりがあります。中には聞いたこともないような儀式や道具が登場する場合も少なくないため、悩んでしまうこともあるかもしれません。今回、本記事でご紹介するのは、ご葬儀に欠かせないと伝えられる「守り刀」です。 ご葬儀における守り刀にはどういった役割があり、その歴史はどのようなものなのでしょうか。また、守り刀の使用方法などについても解説いたします。
俗名とは、生前に使用していた名前、または仏弟子となる前に名乗っていた本名を指します。また、俗名に対して使用されている戒名は、出家後または故人様の死後に付けられる名前です。これは、仏教による考え方に沿った呼ばれ方になります。 つまり戒名は、仏教の儀式などで用いられる名称なのです。そこで当記事では、俗名と戒名の違いや使用用途、そして位牌に記された文字について解説していきます。
人の死は突然に訪れるものです。それがもしも働き盛りの男性だった場合、残されたご家族は失った悲しみに打ちひしがれるだけではなく、金銭面でも苦労しなければいけないことが増えるでしょう。そのご家族を助けるために支払われるのが、弔慰金という制度です。