
公開日2020/05/01|最終更新日2026/09/25
ご葬儀が終わった後、故人様の友人や知人、仕事関係の方などが、ご自宅へ弔問に訪れることがあります。
ご葬儀に参列できなかった方が、故人様へのお別れをするために足を運んでくださるケースも少なくありません。
ご遺族にとっては、大切な方を亡くした悲しみがまだ癒えない時期です。ご葬儀やさまざまな手続きなどで忙しい中、弔問客を迎えることに負担を感じることもあるでしょう。
一方で、故人様を偲び、時間をつくって訪ねてくださる方でもあります。
そこで今回は、葬儀後にご自宅へ弔問客を迎える際の準備や、挨拶、おもてなしなどについて分かりやすくご紹介します。
葬儀を終えた後は、いつ弔問客が訪れるか分かりません。
事前に連絡をいただいてから訪問される場合もありますが、外出先から「これから伺ってもよいですか」と突然連絡をいただくこともあります。
そのため、無理のない範囲で、いつでも迎えられるように準備しておくと安心です。
弔問客が訪れた際に気持ちよく迎えられるよう、玄関や仏間などを掃除しておきましょう。
特別に家全体をきれいにする必要はありません。
弔問客が案内される場所を中心に、整理整頓しておけば十分です。
弔問客を迎えるために、お茶やお菓子なども用意しておくとよいでしょう。
和菓子・洋菓子を問わず、個包装になっているものなら、急な来客にも対応しやすく便利です。
お茶のほか、コーヒーやジュースなども用意しておくと、来客に合わせて対応できます。
故人様を偲んで訪れてくださった方へ、故人様に代わっておもてなしをする気持ちを大切にしましょう。
弔問の際には、香典やお線香などを持参される方もいます。
その場合に備えて、返礼品をある程度用意しておくと安心です。
すぐに返礼品を渡すことが難しい場合には、後日郵送する方法もあります。
急な弔問にも対応できるよう、ある程度の数量を準備しておくとよいでしょう。
葬儀・告別式では喪服を着用するのが一般的ですが、葬儀後に自宅で弔問客を迎える場合は、必ずしも喪服を着る必要はありません。
普段着で問題ありませんが、スウェットや部屋着など、あまりにもカジュアルな服装は避けたほうがよいでしょう。
黒やグレーなど、落ち着いた色合いの服装を選ぶと無難です。
男性なら、暗めの色のシャツとズボンなど、女性なら黒やグレーなどのワンピースなどが適しています。
派手な色や大きなアクセサリー、肌の露出が多い服装などは避けましょう。
大切なのは、弔問に訪れた方に失礼のない、落ち着いた服装を心掛けることです。
弔問客が来られたら、まずは忙しい中、足を運んでくださったことへの感謝を伝えましょう。
例えば、次のような言葉があります。
「本日はお忙しい中、お越しいただきありがとうございます。生前は大変お世話になりました。」
「お忙しい中、わざわざお越しいただきありがとうございます。故人に代わりまして御礼申し上げます。」
「本日はご多用のところおいでいただき、ありがとうございます。」
形式的な言葉を完璧に言わなければならないわけではありません。
弔問に来てくださったことへの感謝と、故人様が生前お世話になったことへのお礼を、自分の言葉で伝えることが大切です。
弔問客の中には、ご遺族に負担をかけないようにと考え、玄関先でお悔やみの言葉を伝え、香典などを渡して帰ろうとする方もいます。
その場合、ご遺族から、
「よろしければ、お線香だけでもあげていってください」
などと声をかけ、故人様と対面していただくのもよいでしょう。
ただし、一度お声がけしても弔問客が辞退された場合は、無理にお引き止めする必要はありません。
弔問に来てくださった方の気持ちや事情を尊重することも大切です。
弔問客にご自宅へ上がっていただき、お線香をあげていただく場合には、お茶やお菓子などをお出しします。
故人様と親しくされていた方であれば、生前の思い出話をすることもあるでしょう。
また、ご遺族が弔問客のことをよく知らない場合でも、
「生前はどのようなことでお世話になっていたのでしょうか」
などとお話を伺うことで、故人様がどのような方と交流していたのかを知るきっかけになることもあります。
故人様を偲び、思い出を語り合う時間そのものが、故人様への供養につながります。
一方で、お線香をあげた後、すぐに帰ろうとされる方を無理に引き留める必要はありません。
ご遺族への気遣いから短時間で帰られる場合もあるため、相手の気持ちを尊重してお見送りしましょう。
弔問客は、香典のほか、お線香や供物などを持参されることがあります。
基本的には、弔問客ご自身に仏壇や後飾り祭壇へお供えしていただきます。
ただし、ご遺族に直接渡された場合には、ご遺族がお供えしましょう。
香典や供物を仏壇や後飾り祭壇にお供えする際には、一般的には正面を自分たち側に向けます。
故人様に向けてお供えするのではなく、訪れた方やご遺族から見て正面が見えるように置くのが基本です。
お供え物をいただいた場合には、慌てずに仏壇や後飾り祭壇へお供えしましょう。
弔問客がお帰りになる際には、忙しい中、時間をつくって訪ねてくださったことへの感謝を伝えましょう。
例えば、
「本日はお忙しい中、ありがとうございました。」
「わざわざお越しいただき、故人も喜んでいると思います。」
「生前は大変お世話になり、ありがとうございました。」
などの言葉をかけるとよいでしょう。
故人様との関係が近い方であれば、生前お世話になったことへのお礼を改めて伝えるのもよいでしょう。
葬儀後は、ご遺族にとって心身ともに負担の大きい時期です。
そのため、弔問客を迎える際に「完璧なおもてなしをしなければならない」と考える必要はありません。
玄関や仏間を整え、お茶やお菓子などを準備し、訪れてくださったことへの感謝を伝える。それだけでも十分です。
弔問客も、ご遺族に負担をかけるために訪れるのではなく、故人様を偲び、お別れを伝えるために足を運んでくださっています。
ご遺族自身の体調や気持ちも大切にしながら、無理のない範囲でお迎えしましょう。
葬儀後にご自宅へ弔問に訪れる方がいる場合、玄関や仏間を整え、お茶やお菓子、必要に応じて返礼品などを準備しておくと安心です。
服装については喪服でなくても問題ありませんが、落ち着いた色合いの服装を選び、あまりにもカジュアルな格好は避けましょう。
弔問客が訪れた際には、まず足を運んでくださったことへの感謝を伝えます。
お線香をあげていただいた後は、お茶やお菓子をお出しし、故人様の思い出などを語り合うのもよいでしょう。
ただし、弔問客が短時間で帰ろうとされる場合には、無理に引き留める必要はありません。
大切なのは、故人様を偲んで訪れてくださったことへの感謝の気持ちです。
ご遺族にとっても大変な時期だからこそ、無理のない範囲で、故人様に代わって丁寧にお迎えしましょう。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。
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