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2023-08-25

会葬御礼と香典返しの違いは?マナーや費用相場、添えるお礼状の文例も紹介します

ご葬儀に参列していただいた方にお渡しする品を「返礼品」と呼びます。返礼品を指す言葉として「会葬御礼」「香典返し」がよく使われますが、実は別の意味を持つ言葉ということをご存じでしょうか。今回は、会葬御礼と香典返しの違いについて解説していきますので、双方の違いが分からないという方は参考にしてみてください。

会葬御礼と香典返しの違いは?

「会葬御礼」 とは、ご葬儀に参列してくれた方に感謝の気持ちを込めてお渡しする返礼品です。一方、「香典返し」とは、香典をいただいた方に対するお礼の品です。このように、双方は似ているようで異なる意味合いを持っており、それぞれ別のものとして認識しておく必要があります。

会葬御礼と香典返しを渡すタイミング

会葬御礼と香典返しは言葉の意味が違うため、渡すタイミングも異なります。会葬御礼の場合、参列していただいた方全員にお渡しするので、受付で記帳した際か、もしくはお通夜・告別式が終わった後がタイミングとしては多いです。

一方、香典返しは四十九日法要が執り行われた後にお渡しするのが一般的でしたが、近年ではご葬儀の当日にお渡しする「当日返し」が主流となっており、高額な香典をお包みいただいた方にのみ、四十九日法要後に差額分をお返しするというパターンが増えてきています。

会葬御礼に関する3つのマナー

会葬御礼には大切なマナーが存在します。守るべきマナーは「用意する金額」「用意する品物」「お礼状」の3つです。次の項目では、それぞれの詳細について詳しく解説していきます。

①高価すぎるものはNG

ご葬儀に参列していただいたことに対するお礼なので、高額すぎるものを用意するのは好ましくありません。会葬御礼の費用相場は500〜1,500円ほどとなっており、よく選ばれる品物は下記のとおりです。

・お茶、コーヒーなどの飲み物

・ハンカチ、タオルなどの日用品

・羊かんなどの食べ物

また、上記のようなお礼の品と一緒に「お清めの塩」をセットにして渡すのが一般的です。

※「お清め塩」が不要な宗旨・宗派があります。

②かさばらず持ち帰りやすいものが良い

会葬御礼は日常生活で使用するものが好まれる傾向にあります。持ち帰る際にかさばらず、かつ使用用途も豊富なため、実用性が高いものが選ばれています。

③お礼状を添える

会葬御礼には、会葬礼状と呼ばれるお礼状を添えるようにしましょう。会葬礼状には、ご葬儀へ足を運んでいただいたことへの感謝を記します。

会葬御礼に添えるお礼状の文例

続いて、会葬御礼に添えるお礼状の文例をご紹介します。なお、会葬御礼のお礼状を書く際は句読点を使用しないのがマナーです。通常の手紙とはマナーが違うので、実際に書く際は注意しましょう。

【会葬御礼に添えるお礼状の文例】

拝啓 ○○儀 ご葬儀に際しましては ご多忙のところご参列を賜り 厚く御礼申し上げます


混雑に取り紛れ 不行き届きな点もあったかと存じますが 何卒ご容赦くださいますよう お願い申し上げる次第です

早送拝眉の上 お礼を申し上げるべきところではございますが 略儀ながら書中をもちまして ご挨拶を申し上げます


敬具

香典返しに関する3つのマナー

香典返しには、会葬御礼とは違ったマナーが存在します。どれも大事なマナーなので、しっかりと把握して失礼がないようにしましょう。

①「半返し」が一般的

香典返しは、包んでいただいた金額の2分の1程度、いわゆる「半返し」が目安とされています。また、品物は、のり・お茶、・タオル・洗剤などの「消え物」を用意するのがマナーです。不幸が残らないようにといった意味を込めて、使ったら消えてなくなる品物を選びましょう。

②四十九日法要の後にお返しする

香典返しは、本来四十九日法要を執り行った後にお送りするのが一般的です。しかし、近年では当日返しで3,000〜5,000円の品物を用意し、香典の金額が大きかった方にのみ、後日に差額分の香典返しをお送りするといった方法が主流となっています。

③郵送の場合はお礼状を添える

香典返しは、参列していただいた方の家に直接赴き、お礼を述べて品物をお渡しするのが本来の形です。しかし、近年では郵送にて対応する方法が主流となっています。郵送で香典返しをする場合は、口頭で伝えるべきお礼を礼状にしたためるのが礼儀です。

香典返しに添えるお礼状の文例

香典返しのお礼状の内容は、会葬御礼のものとは少々異なります。どのような文をしたためれば良いか分からない方は、下記の文例を参考にしてみてください。

【香典返しに添えるお礼状の例文】

謹啓 先般○○儀永眠の際にはお心のこもったご芳志を賜りまして 有り難く御礼申し上げます

生前故人に賜りましたご交誼を深く感謝申し上げる次第でございます


つきましては 供養の御印までに 心ばかりの品を拝呈仕りました

何卒御受納くださいますように御願い申し上げます


お目にかかり親しく御礼申し上げるべきところ 書面にて失礼ではございますが 御礼かたがた御挨拶申し上げます


敬具

まとめ

会葬御礼は、ご葬儀に参列していただいた方へのお礼として全員にお渡しする品です。一方、香典返しは香典をいただいた方へのお礼として用意します。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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