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お墓参りにも正しい作法と流れがある?!【神道編】

公開日2020/02/28|最終更新日2020/02/28

日本の暮らしは初詣や季節ごとのお祭り、七五三、神前結婚式など、折に触れて神道に関わる行事が行われており、神道は私たちにとってとても身近な宗教であることが分かります。

しかし、神道式のお墓参りの作法やマナーについてきちんと知っている方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、いざ神道式のお墓参りをすることになった時に慌てないために、神道式のお墓参りの作法や流れなどについて紹介します。

神道について

神道とは、日本古来の神様を信仰の対象とする多神教のことを指し、耕作や漁などを中心とした自然と密接した暮らしを続ける中で生まれた宗教です。

太古の日本では自然のありとあらゆるものに神様が宿っておられると考えられていました。こうした、八百万(やおろず)の神様への信仰に、大陸から伝来した仏教や道教、儒教などの影響を受けながら醸成されたのが、現在の日本独自の宗教である神道なのです。

また、仏教の伝来した当時は、仏教の仏様も神道の神様も「八百万(やおろず)の神の一つである」と共存して信仰され、区別がはっきりとなされなかった時代もありました。それを明確に「神道」「仏教」と、2つの異なった宗教として分けるようになったのは、明治維新以降になります。

現代でも初詣や季節ごとのお祭り、七五三や神前結婚式など、折に触れて神社に関わる行事が行われている日本には、なんとコンビニの数よりも多い、実に8万社の神社があるとされています。

神道と仏教のお墓参りの違い

神道式と仏教式のお墓参りでは大きな違いがあります。それは、仏教ではお墓に華やかな仏花をお供えするのに対し、神式ではお墓に榊(さかき)の枝をお供えする点です。

榊は鮮やかな緑の葉を持つ常緑樹で、特に改まった場で使用される時は、この榊の枝に紙垂(しで)と呼ぶ白い和紙を取り付けた「玉串(たまぐし)」が使われることもあります。また、仏教式では墓前にお線香を焚きますが、神道式ではロウソクを灯して、神饌(しんせん)と呼ばれる、酒・塩・水・米などのお供え物をします。また、現代ではご先祖様や故人様が好きだった食べ物やお花を、お供えするケースも多いようです。

ただし、その地方や地域、慣習によっては、仏教式と神道式のお墓参りの区別があいまいになっている所もあり、ご心配でしたら霊園の管理者や一家の年長者に確認をするのがよいでしょう。

神道のお墓の形や墓石について

神道の様々な祭祀を執り行っている神社ですが、神道において死は「穢れ(けがれ)」と捉えられていることから、一般的にお墓を神社の敷地内や鳥居の内側に建てることはありません。そのため、神道でお墓を建てる時は、その土地に代々ある村墓地や宗教・宗派不問の寺院墓地、民間の霊園、公営の霊園などにお墓を持つことになります。

神道式のお墓の形は、仏教式のお墓とあまり変化がありませんが、先述しましたように神道式では線香を焚くことはしませんから、香炉は無く、玉串(榊)をお供えするための台である八足台(はっそくだい)があります。

墓石の形は、石の頭部分の角を落とした四角錘のような形をしていることが多く、この加工を兜巾(ときん)と呼びます。この兜巾は、悟りを得るために山へ籠もって厳しい修行を行う山伏の身に着ける黒色の頭巾の形であるとか、神道における三種の神器の一つ「天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)」を模したものであるなど、諸説あります。

仏教式の墓石と明らかに異なっているのは、墓石に刻んである文字の違いになります。仏教では多くが「○○家之墓」など、家名を刻んであるのに対して、神道では墓石に「〇〇家奥津城」「〇〇家奥郡城」と刻まれるのが一般的です。

お墓参りの服装

神道式のお墓参りに特定の服装はありませんが、基本的に露出を抑えた服装で、明るい色合いの服は避けます。落ち着いたデザインで、黒やグレー、紺、白などの地味な色合いの服を選び、華美なアクセサリーなども控えましょう。

また、神道のお墓は墓地や霊園にあることが多いため、お墓参りの際は安全に歩くためにも、足元はスニーカー・黒でヒールの高すぎないパンプスを履くのがよいでしょう。

お墓参りの時期

仏教ではお盆やお彼岸のように、定期的にお墓参りを行いますが、神道においても「新盆祭・新御霊祭(あらみたままつり)」にお墓参りを行います。これは、仏教でいうところの初盆や新盆にあたります。

その他にも、毎年やってくる故人様の命日である「祥月命日(しょうつきめいにち)」や、仏教においては年忌法要である「式年祭(しきねんさい)」に合わせてお墓参りをするところは仏教と同じですね。

神道のお墓参りの持ち物とは

お墓参りする際の持ち物は、現地で調達できることもありますが、事前に準備しておきましょう。

<お墓参りする際の持ち物の例>
・ほうき・雑巾・軍手など
・榊の枝(玉串)
・ロウソク、ライター
・酒・塩・水・米などの神饌(しんせん)

神道式のお墓参りの正しい作法とは

亡くなった方が神様になると考えられている神道では、お供えに神事と同じものを用いたり、故人様を偲ぶ法事を「祭」と呼ぶなど、仏教徒とは異なる点が多々あります。

まずお墓を清める

まずはお墓やお墓の周辺を掃除します。その方法に仏教式との違いはなく、墓石を丁寧に拭いて汚れを落としたら、お水をかけましょう。お墓の周辺をほうきで掃き、雑草などが生えている時は抜き取ります。

榊(玉串)をお供えする

お墓とお墓の周辺のお掃除が終わったら榊をお供えします。普段のお墓参りでは、榊の枝を八足台に置くだけで構いませんが、改まったお参りの場合は「玉串」を捧げるようにします。

冒頭でも触れましたが、玉串とは榊の枝に紙垂(しで)と呼ぶ白い和紙をつけたもので、神道式の結婚式やご葬儀など、改まった儀式を執り行う際にこの玉串を奉奠することは、神道式において非常に大切な役割を果たします。

ロウソクに火を灯す

次にロウソクに火を灯します。ライターやマッチを忘れずに持参しましょう。

お供え物をする

神饌(しんせん)と呼ばれるお供え物をします。神饌はお米を中心に置いて、その右に塩を、左に水を配置してお供えするのがマナーになります。

参拝をする

ロウソクに火を灯し神饌をお供えしたらお墓に向かい合い「二礼二拍手一礼」をします。この二礼二拍手一礼という参拝方法は、神道における基本の拝礼作法ですから、必ず覚えておきましょう。まず2回頭を下げてから、2回拍手を行い、最後にもう1回頭を下げます。これは神社で拝殿に向かって行う参拝のマナーと同じです。二拍手はしっかりと音を立てて行いますが、ご葬儀や五十日祭までの間だけは、「しのび手」と言って音を立てないようにそっと手を合わせるだけの拍手をするようにしてください。

まとめ

古来より日本に根付き、神様として祖先を祀る神道では、仏教とは異なる点がいくつもあります。初めて神式に触れる方には少し難しく感じることもあるかもしれませんが、大切なのはその場その場に合った行動を心掛け、亡くなった方を心から偲ぶ気持ちです。故人様やご先祖様を思い出して逢いに行く気持ちこそが何よりのご供養になると思います。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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