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2023-06-23

2023年(令和5年)のお盆はいつからいつまで?お盆飾りやお供えの準備について解説

じめじめとした梅雨が明け、暑い夏とともに訪れるのがお盆です。お盆の時期は地域によって異なりますが、世間一般的には、お盆休みにあたる期間に実家に帰省し、お墓参りや灯篭流しなどのお盆行事に参加されることが多いのではないでしょうか。しかし、毎年のことながらも、お盆の日程や準備に必要なものなどを忘れがちです。

そこで今回は、お盆はいつ行うのかということから、準備するもの、過ごし方までをご紹介します。

2023年(令和5年)のお盆はいつからいつまで?

お盆の日程は毎年同じですが、地域や宗派によって異なります。主とされるのが、旧暦と新暦で決められた2つの期間です。これは明治時代に改暦された影響で分かれているのですが、現在、世間的に多いのが「旧盆」の8月13日から16日までの4日間で、ほとんどの会社でお盆休みが設定されています。

ただし、東京の一部の地域などでは「新盆」のままの、7月13日から16日に行われることもあるので、心配な方は事前に確認することをおすすめします。

2023年の夏季休暇はいつからいつまで?

地域や企業によって若干の違いはありますが、一般的なお盆休みとしては8月15日前後の3~4日間で設定されていることが多いでしょう。

しかし、今年は8月11日(金)が祝日の「山の日」にあたり、そこから12日(土)、13日(お盆の初日)へとつながるため、8月11日(金)から16日(水)までの6日間を夏季休暇とする会社が多いと予想できます。さらに17日(木)と18日(金)の2日間で有給を取得できれば次の土日もお休みにできる場合が多いので、11日から合わせて10連休にすることも可能といえるでしょう。

お仕事の都合や会社のスケジュールなどを考慮し、今からお盆中の計画を立ててみるのも良いかもしれません。

お盆の過ごし方

そもそもお盆は仏教に基づく行事で、ご先祖様の御霊が里帰りをする大切な時期と考えられています。そのため、お盆休みの間はお盆の風習に基づいた準備を行い、大切な行事へ参加するのが一般的です。ここからは、ご先祖様をお迎えするにあたり、お盆をどのようにして過ごせば良いのかを詳しく解説していきます。

お墓参りに行く

ご先祖様の御霊は、お墓を依り代としてこの世に戻ってくると考えられています。そのため、8月13日(旧盆の初日)にお墓までお迎えに行く名目で、お墓参りするのが良いでしょう。また、ご先祖様を再びあの世へお送りするため、8月16日に再度お参りに行く方も少なくありません。

なお、ご先祖様が留守の間、お墓を守ってくださっている仏様へ挨拶に行く「お留守参り」という風習もあります。お留守参りは8月14日~15日に行います。

また、お墓参りの日程について迷う方も多いですが、どの日でも特に問題はありません。地域の考え方や宗教に基づいたタイミングに合わせてお参りするのが良いでしょう。

なかには、ご先祖様の御霊が家にいる間は家の外に出ないという考えを持つ方もいます。この場合はお墓参りをせず、仏壇へ手を合わせるだけで構いません。

迎え火・送り火を焚く

8月13日の夕方に焚く「迎え火」は、ご先祖の御霊が迷わないで帰ってこられるように、庭や玄関先へ灯す目印の火のことです。一方、8月16日の夕方に焚く「送り火」は、お盆の期間を一緒に過ごしたご先祖様をお送りするために灯す火とされています。

迎え火や送り火の灯し方は、焙烙(ほうろく)という素焼きのお皿の上で、オガラに火をつけます。防火上の理由で火が使えない場合は、電球式の盆提灯が用いられることも少なくありません。

お盆飾りとは?

お盆の時期にご先祖様の御霊をお迎えするにあたり、「お盆飾り」を施すという風習があります。お盆飾りとは、仏壇の前に祭壇を設置し、お盆のための飾りつけを施した飾り棚のことで、飾り方については地域や宗派によって少々異なります。では、一般的に用いられる準備の手順や飾り方について、次項で詳しく見ていきましょう。

準備しておきたいもの

お盆飾りを行うにあたり、まず必要なのは盆棚(ぼんだな)で、これは精霊棚(しょうりょうたな)とも呼ばれています。その後、真菰(まこも)のゴザ、ナスやキュウリで馬や牛をかたどった精霊馬(しょうりょううま)、ご先祖様の目印となる盆提灯(ぼんちょうちん)を用意します。そしてご先祖様へお迎えの意を伝えるほおずき、ご先祖様を喜ばせるための果物や夏野菜などのお供え物、お花を用意すれば、事前の準備は終了です。

盆棚(精霊棚)の飾り方

まず、仏壇の前へ盆棚を置き、さまざまなお盆飾りを施す土台にします。最初に盆棚の上へ置くのは真菰のゴザで、その上にお位牌と過去帖、三具足などの仏具・香炉・リンを仏壇から移動させます。

設置方法については上段(奥)から位牌、過去帖、三具足、手前に香炉やリンを置きましょう。位牌の前には、精霊馬やお供え物、お花を飾ります。

また、現在は少なくなっていますが、棚の四隅に笹竹を立てて上部をしめ縄で囲った結界を作ることもあります。結界のしめ縄には“ほおずき”を吊るしますが、なければ棚に置きましょう。

盆棚の左右には、盆提灯を置いて(1つでも良い)ご先祖様の御霊をお迎えします。盆棚を置く場所は、お仏壇の脇や床の間、座敷とする場合がほとんどです。しかし、宗派によって配置の向きが若干異なるので、分からないことがあれば、寺院や葬儀社に尋ねると良いでしょう。

なお、盆棚は13日の迎え火をする前までに準備し、盆が明けたらすぐに片づけましょう。

まとめ

お盆は、年に一度だけ、ご先祖様の御魂があの世からこの世に戻ってくる大切な行事です。多くの方は、お盆休みにあたる8月13日~16日をお盆期間としていますが、一部、7月に行う地域もあります。必ず日程を確認しておき、お盆飾りやお供え物など、ご供養に必要なものを事前に準備しておくようにしましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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