
公開日2023/09/15|最終更新日2023/09/15
ご葬儀へ参列した際に、数々の方氏名が記されている板をご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか。この板は、「芳名板(ほうめいばん)」と呼ばれているものです。
この芳名板には一体どのような意味があるのでしょうか。今回は、この芳名板の目的や意味、並びに芳名板とかかわりの深いお花代についても解説していきます。
ご葬儀会場へ出向いた時、最初に目に入るのが「供花(きょうか)」です。供花とは、ご葬儀や告別式、お通夜において祭壇に供えられるお花です。故人様のご冥福をお祈りしたり、別れを告げたりする意味を込めて飾られています。
芳名板とは、「供花を供えた方」や「供花代費用をお渡しした方」のお名前を板に記入し、供花とは別にして斎場の入り口へ掲示するものです。なお、供花に関する費用以外で支援いただいた方のお名前も、併せて掲示されることがあります。
供花には、誰から送られた花なのかを知らせるために、「芳名札(ほうめいふだ)」が添えられるのが一般的です。しかしながら、ご葬儀が大規模になると供花の数も増えるため、芳名札を立てるスペースの確保が難しくなります。
また生花店によって、芳名札の大きさや色合いなどが異なるため、様々な芳名札が並べられていると景観を損ねてしまいます。そういった場合は、供花から芳名札を取り除き、芳名板へまとめて載せるという方法が用いられるのです。
芳名板に名前が掲示される場合は、供花または供花代に対する感謝の気持ちが込められており、ご会葬者に対してどなたからの拝受なのかを知らせる役割を持っています。
ご芳名の並び順は通常、あいうえお順もしくは順不同です。中には、受付順のまま表示されていることもあります。送り主の年齢や金額、地位などに関係なく並べられ、掲示されているのが一般的です。
芳名札は、供花を送った方のお名前が記載されている木の札です。芳名名札(ほうめいなふだ)、立札(たてふだ)、木札(きふだ)とも呼ばれています。
芳名札に名前が記されているのは、誰がその花を供えたのか一目で分かるようにするためです。どなたから送られた供花なのかをご遺族に伝えるだけではなく、全てのご会葬者に知らせる役割を担っています。
「芳名」は相手の名前を表現する際に用いられる尊敬語で、「名声」または「評判の良い」という意味合いを含みます。その言葉を用いた上で個々のお名前を表示し、感謝の気持ちを示す手段として用いられているのです。
ご葬儀では「お花代」という言葉をよく耳にします。お花代は供花のためというよりは、金銭的な支援の意味合いが強いもので、お花代を渡した際は、芳名板に掲載されることがあります。お花代には2種類のパターンがありますので、ぜひ覚えておいてください。
香典とは別に、ご遺族への援助としてお花代を渡す場合、包みは香典と分けて用意します。会場によっては、香典の受付とお花代の受付が、別に設置されている場合があるためです。こうしてお花代を収めた場合は、芳名板へ掲示される場合もあります。
中には、ご遺族が香典を辞退することもあります。辞退の旨は訃報で伝えられたり、当日会場前の看板で提示されていたりと、知らされるタイミングは様々です。
その場合、香典を用意せずに参列してもマナー違反にはなりませんが、香典の代わりとしてお花代を納めることも可能です。もしお花代を納められた場合は、芳名板へお名前が掲示される場合もあります。
芳名板とは、故人様にお供えするための花を提供した方や、ご遺族に向けて支援を行った方々のお名前が列記されているものです。しかしながら、ただお名前を記録として並べているだけではなく、支援してくれた方々に向けて感謝の気持ちが込められており、ご遺族の心をご会葬者の方へお伝えする大切な手段であることが理解できます。
芳名板の本来の目的から気付きを得られれば、より温かい気持ちで見守れるようになるのではないでしょうか。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。
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