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【2026 年】お盆の迎え火・送り火はいつ?やり方・時間・マンションでの代用法まで徹底解説

公開日2024/06/07|最終更新日2026/05/08

夏の夕暮れ、玄関先で小さな火が焚かれている光景は、日本の盆の風景として深く根付いています。あの明かりは「迎え火」 「送り火」と呼ばれ、現世に戻ってくるご先祖様の魂を導く大切な道標 (みちしるべ) です。

しかし、いざ自分で行うとなると「具体的に何日の何時に焚けばいいのか」 「マンション住まいの場合はどうすればいいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。特に2026年(令和8年)は、祝日との兼ね合いで連休が変則的になるため、日程の確認が不可欠です。

この記事では、2026年のお盆スケジュールに合わせた迎え火・送り火のタイミング、必要な道具、手順、さらには現代の住宅事情に合わせた新しい供養の形まで詳しくご紹介します。

1. 迎え火・送り火の深い意味と起源

お盆の最初と最後に行われる「迎え火」と「送り火」。これらは単なる慣習ではなく、ご家族とご先祖様を繋ぐ重要な儀式です。

魂の迷子を防ぐ「道標」としての役割

迎え火: お盆の初日に焚く火です。「私たちの家はここですよ」とご先祖様に伝え、迷わず帰ってこられるようにという願いが込められています。

送り火: お盆の最終日に焚く火です。数日間を共に過ごしたご先祖様を、再びあの世(浄土)へと安らかにお送りするための明かりです。

歴史と背景

迎え火・送り火の正確な起源は定かではありませんが、平安時代には貴族の間で行われていた記録があります。その後、室町時代から江戸時代にかけて庶民の間にも広まり、現在の形へと定着しました。京都の「五山送り火 (大文字焼き)」 や各地の「灯籠流し」も、この送り火が大規模な行事へと発展したものです。

2. 【2026年版】迎え火・送り火はいつ、何時に行う?

2026年(令和8年)のお盆スケジュールに基づいた正確な日程を確認しましょう。

2026年のお盆日程カレンダー

地域によって「新盆(7月)」と「旧盆(8月)」に分かれますが、全国的に一般的な8月の日程は以下の通りです。

行事 日程(2026年) 役割
迎え火(盆入り) 8月13日 (木) ご先祖様をお迎えする日
中日 8月14日(金)・15日(土) ご先祖様が自宅に滞在する期間
送り火 (盆明け) 8月16日 (日) ご先祖様をお送りする日

※新盆(東京など)の地域は、7月13日(月)~16日(木)となります。

行う時間帯の目安

迎え火(13日): 夕方 (17:00~19:00頃) ご先祖様は「暗くなってからの明かり」を頼りに帰ってこられます。そのため、日が沈み始める夕刻に行うのが最も一般的です。「早くお迎えしたい」 という地域では午前中に行うこともありますが、火の明かりを道標とする意味では夕方が推奨されます。

送り火 (16日): 夕方 (17:00~19:00頃) 16日の日中までは、ご先祖様はまだご自宅にいらっしゃると考えられています。そのため、送り火は夕方に行い、暗くなる前にお見送りします。夜遅すぎると防犯上の懸念があるため、迎え火と同じ時間帯が目安となります。

3.迎え火・送り火に必要な道具と準備

初めて行う方でも安心できるよう、必要なアイテムをリストアップしました。最近ではスーパーの仏花コーナーやホームセンターで「お盆セット」としてまとめ売りされていることも多いです。

基本の4点セット

1. 焙烙(ほうろく): 素焼きの平たいお皿です。この上で火を焚きます。

2. オガラ (麻干): 麻の茎の皮を剥いて乾燥させたもの。燃えやすく、清浄な植物として古くから儀式に使われます。

3. 盆提灯: オガラの火を移して灯します。ご先祖様の目印になります。

4. 火消し用の水: 終わった後すぐに消火できるよう、バケツに水を用意しておきましょう。

なぜ「オガラ」を使うのか?

麻は古来より「清浄なもの」とされ、悪いものを払う力があると信じられてきました。オガラを燃やしたときに出る清らかな煙に乗って、ご先祖様の魂がやってくると考えられています。

4. 【実践】迎え火・送り火の正しい手順

具体的なやり方をステップごとに解説します。

迎え火の手順 (8月13日)

1. 場所の確認: 玄関先や門口に焙烙を置きます。周囲に燃えやすいものがないか必ず確認してください。

2. オガラを組む: オガラを適当な長さに折り、焙烙の上で井桁 (いげた)状に組みます。

3. 点火: マッチやライターでオガラに火をつけます。

4. 合掌: 燃える火をまたいだり、火を囲んだりして、ご家族全員で「お帰りなさい」と手を合わせます。

5. 提灯への移し火: オガラの火を盆提灯 (キャンドルタイプの場合)に移し、仏壇まで案内します。

送り火の手順 (8月16日)

1. 点火: 仏壇のロウソクから盆提灯へ、そして盆提灯からオガラへと火を移します。

2. 合掌:「今年もお迎えできて良かったです。また来年もお待ちしています」と感謝を込めて、無事に戻れるようお祈りします。

3. 完全消火: オガラが燃え尽きるのを最後まで見届け、水をかけて完全に消火します。

5. 【現代版】 住宅事情に合わせた代用法

「マンションのベランダで火を焚くのは禁止されている」 「火災が心配」という方も多い現代では、無理に火を焚く必要はありません。

マンションや住宅街での代案

盆提灯の明かりで代用: 最近は、本物の火を使わない 「LED 式の盆提灯」が主流です。13日の夕方にスイッチを入れることを「迎え火」、16日の夕方に消すことを「送り火」の代わりとしても、十分な供養になります。

玄関先での形だけ: 実際に火は灯さず、玄関先に盆提灯を飾るだけでも、ご先祖様への目印になります。

お墓で行う: 自宅で火が使えない場合、13日のお墓参りの際に、お墓の前でオガラを少しだけ燃やし、その火を手持ち提灯に移して自宅まで持ち帰る(または車に乗せる際は火を消し、自宅で再度灯す) という方法もあります。

6. お盆の迎え火・送り火に関するよくあるQ&A

Q1. 雨が降ったらどうすればいい?

雨の日には、無理に屋外で火を焚く必要はありません。玄関の軒下など、雨の当たらない安全な場所で行うか、盆提灯の明かりを灯すだけに留めましょう。

Q2. オガラの処分方法は?

燃え尽きて水に浸した後のオガラは、可燃ごみとして処分して問題ありません。地域のルールに従ってください。

Q3. 宗派によって違いはある?

浄土真宗では「霊が戻ってくる」という考え方をしないため、原則として迎え火・送り火は行いません。ただし、地域の風習として行うご家庭もあります。迷った場合は菩提寺(お寺)に確認するのが一番確実です。

7. まとめ: 2026年のお盆を心穏やかに迎えるために

お盆の迎え火・送り火は、単なる形式的な行事ではなく、目には見えない大切な人との繋がりを再確認する時間です。

2026年は、8月13日 (木)の夕方に迎え火を、8月16日(日)の夕方に送り火を行います。たとえ大きな火を焚くことができなくても、明かりを灯し、ご家族で故人様を偲ぶ一言を交わす。その心遣いこそが、ご先祖様にとって何よりの道標となります。

伝統を大切にしつつ、無理のない形で2026年のお盆を迎えましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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