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お通夜の正しい服装を事前に確認しよう

公開日2019/06/10|最終更新日2019/06/10

訃報は突然やってくるものです。お通夜に参列する際の正しい服装、持ち物、マナーに迷ってしまう経験はありませんか。正しいと思っていた服装や立ち振る舞いが実はマナー違反だったとしたら…ご葬儀は厳粛な儀式の場です。

だからこそ、誰もが故人様やご遺族に対して失礼のないよう、正しいマナーや知識をもって参列したいものだと思います。

今回はお通夜の正しい服装とマナーについて解説していきます。

お通夜に参列する際の正しい服装とは

お通夜では喪服を着用することが最近では、一般的となっています。
喪服とは本来、「喪に服している」という意味があります。弔問客は故人様を偲ぶために正装するという意味で喪服を着用するのがマナーとなります。

男性の服装・身だしなみ

男性の服装は一般的に略式礼服であるブラックスーツ・ブラックフォーマルになります。スーツ以外に身に着けるものとしては、白いワイシャツに黒いネクタイ、黒いベルト、黒い靴下、光沢のない黒靴といったようにワイシャツ以外は黒で整えます。また、時計は光沢のあるデザインや、派手なものは避けるようにしてください。

  • 喪服(ブラックスーツ・ブラックフォーマル)
    生地は黒で光沢素材ではないものにしましょう。上着はシングル・ダブルどちらでも問題ありませんが、パンツは裾がシングルなものを着用しましょう。
  • ワイシャツ
    白無地のレギュラーカラーを選び、色柄ものやボタンダウンのものは避けてください。
  • ネクタイ
    黒無地のシンプルなデザインのものにしましょう。
  • ベルト
    黒無地のシンプルなデザインのものにしましょう。派手な素材のものや、大きく目立つバックルのものは避けるようにしてください。
  • 靴下
    黒無地のものにしましょう。

  • 紐で結ぶタイプの黒い革靴を選びましょう。素材はエナメルやスエード素材のものは避けてください。
  • 髪型
    髪はきちんと整え、清潔感のあるようにしていきましょう。前髪は目にかからないようにし、長髪の場合は髪をひとつにまとめましょう。

※季節が夏の場合でも上着を脱がいないのがマナーです。季節が冬の場合はコートを着用していってもいいのですが、葬儀式場に到着した際に受付に預け、式中は着用しないようにしましょう。

女性の服装・身だしなみ

女性の服装は一般的に略式礼服であるブラックスーツ・ブラックフォーマルになります。女性の喪服は男性とは違い、ワンピースやアンサンブルを選ぶことができます。ストッキングや靴は黒のものを選びましょう。また、アクセサリーは真珠のものが定番となっています。

  • 喪服(ブラックスーツ・ブラックフォーマル)
    生地は黒で光沢素材ではないものにしましょう。パンツスタイル、ワンピース、アンサンブルから選ぶことができます。トップスの袖丈は長袖から五分丈、スカート丈は膝からふくらはぎ丈が上品に見え好ましいでしょう。
  • ストッキング
    黒色の薄手ストッキングを選びましょう。厚手もの、柄物など派手なものは避けるようにしてください。

  • 靴は黒のシンプルなパンプスを選びましょう。素材は革のもの、もしくは布のものを選びましょう。エナメル素材のものや、ハイヒール、ミュールやサンダルは避けるようにしてください。
  • バッグ
    光沢や飾りのないシンプルな黒の布製のものを選びましょう。サイズは袱紗や数珠が入る大きさのものが好ましいです。荷物が多い場合はサブのバッグを用意しましょう。式中は受付に預けておきましょう。

学生や子供の服装・身だしなみ

  • 学生の場合
    喪服の代わりに通っている学校の制服を着用していきましょう。学生服が正装とされているので制服の色やデザインは気にされなくて構いませんが、きちんと校則にしたがった着こなしをしましょう。
  • 小学生や幼稚園・保育園児の場合
    制服がある場合は制服を着用してください(帽子などは必要ありません)。
    制服がない場合は、黒や紺、グレーなどのブレザーやジャケットを着用します。または、カーディガンやベストでもいいでしょう。それらがない場合は白無地のシャツやブラウスなどに暗めのパンツやスカートを着用し、フォーマルな印象を与えるようにしましょう。
    靴は革靴があれば最良の選択となりますが、ない場合は綺麗な靴をはいていきましょう。

記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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