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2024-02-22

子どもにも喪服を着せるべき?正しい服装や購入方法、マナーについて解説します

ご葬儀とは、故人様のご冥福を祈り、あの世へお送りするための大切な儀式です。したがって、さまざまなマナーが存在します。それは、子どもについても例外ではありません。最期の別れという悲しみの席では、くれぐれもお相手に失礼のないよう、大人の配慮が必要です。

そこで当記事では、ご葬儀における子どもの正しい服装やマナーについて、詳しく解説していきます。

ご葬儀では子どもにも喪服を着せるべき?

ご葬儀では、子どもでもその場に応じた服装をすることが必要になるため、子どもには一体どのような服を着させれば良いのか迷う方も多いはずです。そこでこちらでは、子どもの年代別にご葬儀の服装を解説していきます。

中高生・・・制服がある場合は、制服を着るのが基本

中高生がご葬儀に参列する場合は、通学先の制服を着用するのが一般的です。制服は、冠婚葬祭に使える正装なので、モノトーン以外のお色が入っていても問題ありません。鮮やかな色のネクタイやリボンは外した方が良いですが、取れない場合はそのままでも構いません。

また、靴下はできる限り黒色を、長さはふくらはぎからひざ丈程度のものを選びます。黒色の靴下が調達できない場合は無地の白でも構いませんが、ルーズソックスやニーハイソックス、あるいはくるぶし以下の短い丈など、露出度が高いものは避けましょう。

靴は学生らしいシンプルなものであれば、革靴や控えめな色のスニーカーでも問題ありません。もし制服のない学校であれば、男性は白いシャツにダークトーンのズボン、女性は白いブラウスにダークトーンのスカート(またはジャンパースカート)を着用します。なお、大学受験などで使う色彩が抑え目(黒、暗いグレー、紺)のリクルートスーツを着用しても構いません。

幼児・小学生・・・できれば喪服かフォーマルな服を着る

幼児や小学生を参列させる場合、制服のある幼稚舎や学校で指定の制服をお持ちであれば、そのまま着れば間違いはありません。ただし、制服のない学校へ通っている場合は、ご葬儀の場に相応しい服を用意しなくてはなりません。

必ずしも大人と同じ喪服を用意する必要はありませんが、冠婚葬祭に使えるフォーマルな服は1着用意しておくと、いざという時に便利です。では、どのような服装がご葬儀に適しているのか、男女別に解説いたします。

男の子の服装

白や黒のモノトーンを意識した、シックな色合いで上下をそろえます。上半身は白いシャツやポロシャツ、ズボンや靴下は黒やグレー、紺色を選べばフォーマル感が引き立ちます。

寒い時期は同色のジャケットやブレザー、中にはベストを着せると良いでしょう。お色は黒か紺、もしくは暗めのグレーにします。なお、サテンやエナメルのような光もの、カジュアルな印象を与えるジャージやデニムは避けましょう。

女の子の服装

男の子と同様に、モノトーンを意識したシックな色合いで上下をそろえます。襟の付いた白いブラウスに、黒やグレー、紺色のスカートやワンピースを合わせましょう。寒い時期の上着は男の子と同様で構いませんが、暗い色のカーディガンを着ても良いでしょう。

大学生・・・大人と同様の喪服を着る

大学生が参列する場合の服装は、基本大人と同様の準喪服が適しています。男性はビジネス用の光沢のあるスーツとは違うブラックスーツを、女性はワンピース、スカートやパンツのスーツを着用します。準喪服はご葬儀において着用頻度の高い衣類となりますので、機会があればそろえておくと良いでしょう。

なお、学生のうちはリクルートスーツを着用しても、マナー違反には当たらないとも言われています。ただし、紺やグレーはお通夜だけにとどめ、ご葬儀では黒い色を着用しましょう。

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赤ちゃん・・・喪服を着る必要はない

赤ちゃんの服で、黒一色の喪服を探すのはなかなか困難です。したがって、白や薄いベージュ、淡いカラーなどの控えめな色を選べば、失礼には当たらないでしょう。無理に喪服を着る必要はなく、むしろぐずらないよう、着やすさにも重点を置くことが大切です。なお、裸足はマナー違反になりますので、靴下を履かせましょう。

また、着替えやお気に入りのオモチャ(音が出ないもの)、お菓子を持参するとなお良いでしょう。念のため、泣き出してもすぐ別の場所へ連れて行けるよう、自由のきく場所で参列することをおすすめします。

子ども用の喪服を購入できる場所

ご葬儀に親子で参列が決まった際、家に子どものシンプルな服がない場合は、必ずしも新調しなければならないわけではありません。フォーマルな服は1組持っていた方が便利ではありますが、レンタルで借りるという手もあります。

子供服の専門店

子ども用の喪服は、子供服の専門店、あるいは身近な量販店やファストファッションで購入できます。シンプルかつフォーマルな服は、冠婚葬祭で着られますし、5000円以下でお安くそろえられるのも魅力です。

ネットショップ

お近くのお店に量販店がない場合は、ネットショップを利用するという手もあります。ただし、配送に遅れが生じた場合、ご葬儀当日に間に合わなくなるリスクの他、サイズが合わない、服のイメージが画像と違うなどのトラブルも念頭に置いた方が良いでしょう。一方で、店舗に出向かずとも手に入れられる利点があります。

喪服レンタルショップ

喪服は、レンタルサービスを利用して着用することもできます。主に利用できるのは葬儀社や貸衣装店、ネット上の宅配レンタルです。服だけではなく、コートや靴、バッグなどの小物も借りられます。

葬儀社では、サイズと予算を伝えればレンタル可能です。貸衣装店は、ご葬儀用の服を取り扱っているかどうか確認する必要があります。喪服がそろえられている場合は、事前に試着ができるので安心です。

一方、宅配レンタルは葬儀社や貸衣装店に比べリーズナブルですが、画像とサイズで判断し、試着をすることなく手続きを行うことになります。契約の際は、配送の日時をしっかり確認しましょう。

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子どもの喪服に関する注意点

ここからは、ご葬儀の際の、子どもの服装に関する注意点をご紹介いたします。

光沢のある素材、毛皮を避ける

ご葬儀の服装に関しては、殺生をイメージさせる毛皮や皮革製品は避けるべきです。例えば、付け襟のフェイクファーなどは外しておくようにしましょう。また、光沢のある生地やラメの入った小物も、悲しみの場には相応しくありません。

キャラクターものを避ける

子ども用の洋服には、キャラクターがプリントされていたり、刺繍がほどこされていたりしているものをよく目にします。しかしながら、ご葬儀では基本的に、無地の服や靴下を着用するのが基本です。

また、参列の場では足元にも気を使う必要があります。ブーツやローラーシューズ、サンダル、音の出る靴は避け、キャラクターの付いていないシンプルなスニーカー(黒・白・紺など)を履きましょう。

身体への負担を考慮する

幼い子どもの場合は、着心地の良くない服や体型に合わない服などを着ると、ぐずりや体調を崩す原因になりかねませんので気遣いが必要です。本人にとっても、負担になりにくい服を選びましょう。

例えば、暑い日でも大人の服装では半袖の着用がマナー違反とされていますが、子どもの服装に際しては、熱中症の対策として半袖のブラウスやポロシャツ、半ズボンにしても構いません。ただし、靴下の丈だけは、ふくらはぎからひざ下までの長さになるよう気を付けましょう。

羽織ものを用意する

子どもは、気温の変化に敏感です。エアコンの冷たい風や冬場の冷えに備え、シンプルな羽織もの を用意して体温調節ができるようにしておきましょう。

子どもの喪服以外に気をつけたい身だしなみマナー

服装が整えられたら、次に気を配るのは身だしなみです。では、どのようなことに気を付けて身支度を行えば良いのでしょうか。

靴下

靴下は基本無地の黒を着用します。用意できなければ、白の無地でも構いません。足の露出度が高まってしまうショートソックスは避け、ひざ下程度の長さのものを選びましょう。

髪型

参列する子どもの髪型で最も意識しておくべきなのは、清潔感です。男の子の場合、髪が目や耳にかからないよう少しカットしてそろえておきます。

髪が長い女の子の場合は、黒いゴムで一つにまとめます。その際、リボンなど華やかさの感じる小物の使用は避けましょう。なお、黒色であればシュシュやバレッタを使用しても問題ありません。長い前髪や耳にかかる髪は、ヘアピンで固定しましょう。

アクセサリー、小物、バッグ

大人の場合、一連のパールネックレスは付けても良いとされていますが、子どものアクセサリー着用は極力控えた方が良いでしょう。なお、時計を身に着ける場合は、アラームが鳴らないように配慮する必要があります。

また、小物やバッグはうっかりなくしてしまう恐れがあるため、持たせるのを控えましょう。とくに子どもが小さい場合、ハンカチやティッシュは同行した大人のバッグに入れておくことをおすすめします。中高生以上の場合は、制服のポケットに入れておきましょう。

まとめ

小学生までの子どもは日々成長していくため、ご葬儀の度に正式な喪服を用意することは難しいかもしれません。したがって、参列する場合は手元のシンプルな服でフォーマルな雰囲気の服装にまとめれば問題はないでしょう。

ご葬儀に相応しい姿で参列できれば、ご遺族への配慮が伝わります。当記事を参考にしていただき、故人様とのお別れの日を穏やかにお過ごしいただければ幸いです。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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