
公開日2019/06/28|最終更新日2019/06/28
法要とは故人様の冥福を祈り、その霊を慰めるため命日に行われる行事です。
お身内だけで行われることの多い法要ですが、四十九日や一周忌などの大きな法要には友人や知人が招かれるケースもあります。
招かれたという事は、それだけ故人様と友人であったりご縁が深かったという事ですね。招かれた場合はできる限り出席をして、故人様を偲びたいものです。
そんな法要に招かれた際のふるまいについて解説して参ります。
お通夜の開始は一般的に17時頃から19時です。
受付の開始時間はお通夜が開始する30分~1時間ほど前になることが多いでしょう。
では喪主側である遺族や親族は会場に何分前に到着していればいいのでしょう?
先ほども述べたようにお通夜の開始は17時頃から19時、儀式だけなら所要の時間は1時間ほどが一般的なお通夜になります。ですから親族の方は通夜式の始まる1時間ほど前には会場に到着して控室で待機するのが望ましいでしょう。ただし会葬者の人数によって焼香にかかる時間が変わりますから、終了時間は前後することもあります。
原則としてお通夜が行われている時間内であれば、いつ会場に到着しても問題はありません。ですが一般的には会葬者はお通夜の始まる15分ほど前には集まることが多いでしょう。
仕事先からお通夜の会場に駆け付けるなど、やむをえない理由で開始時間に間に合わないという場合は仕方ないのですが、30分程度の遅れなら焼香に間に合います。多少の遅刻をしてもお通夜に来ることで、ご遺族の方も「忙しい中を駆け付けて来てくれたのだ」と感じられるかもしれません。
とは言えできるだけ時間に余裕をもって、会場に出かけるようにするのが良いでしょう。
また、あまりに到着時間が早すぎると会場の準備が整っていない場合もあります。
早めに向かうとしてもお通夜の開始時刻の15分前くらいが目安と思ってください。
仕事や電車の遅延など、時間内に通夜に間に合わない場合でも、ご遺族からみれば、忙しい中、故人の為に駆けつけてくれたわけですから、失礼なことはないでしょう。
お通夜に遅れたので、行きません。なんてことは、後悔につながります。
故人様ときちんと会ってお別れすることは、こころのグリーフケアにもつながります。
通夜会場へ向かう途中、どうしても心配ならば斎場へ連絡するのもよいでしょう。
駅から遠い葬儀式場は、会葬者様に対しても負担となる場合もあります。そういった目線から、駅から近い葬儀式場を会場として選ばれる方も、少なくありません。
通夜の後には通夜振る舞いが行われます。故人様とともにするこの世での最後の食事という意味合いのほかに、弔問客に対して感謝の気持ちを込めた飲食の接待ですから、よほどのことがない限りはひと口でも箸をつけるのがマナーです。
故人様を偲ぶという点からも出席したい通夜振る舞いですが、どうしてもやむをえない理由で辞意をする際は、そっと失礼をします。
また途中で退席するものなので、退席をするときは両隣の方に「お先に失礼します」と挨拶します。
通夜振る舞いの席ではお酒がふるまわれます。飲める人は飲んでも構いませんが、あくまで故人様を偲び思い出話をしながら食事をする場であります。
宴会ではありませんから、決して大声で騒いだり故人様と関係のない話で盛り上がったり、プライベートなことに踏み入ったりすることは控えましょう。
大切な方を亡くされたばかりのご遺族様のお気持ちに、寄り添った行動を心がけたいものです。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。
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