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家族葬の注意点・考えておきたい5つのポイント

公開日2019/06/10|最終更新日2019/06/10

家族葬という言葉は家族、親戚、親しい友人を中心とした少人数でのご葬儀の総称として用いられているようですが、明確な定義はありません。

家族葬の式の流れや必要なことは一般的な葬儀とほとんどかわりませんが、ご参列いただいた方へのご挨拶やおもてなし等の負担が軽減される分、皆様で故人様への想いや思い出を語り合いながらゆっくりとお別れをすることができます。 親しい方々で行われる家族葬だからこそ、宗教者をお願いせずにお別れ会を希望されたり、通夜を行わずに告別式だけでお別れをしたり比較的自由な形式を選択することもできます。

しかし、家族葬という言葉の印象から「家族だけで行う葬儀」とだけ解釈してご葬儀を行うと、本来お知らせするべき方や関係先に礼を逸することになってしまうことがあります。

人それぞれの人生の歩みはすべて違います。

思わぬ事態を起こさないように充分な配慮が必要です。

<ポイント1>
「どうしてお葬式に呼んでくれなかったの!」
後々に苦労しないようにお知らせする範囲をしっかりと検討しましょう。

ご葬儀を家族だけで済ませた後に、お知らせしなかったご親戚や親しい方から「どうして呼んでくれなかったの」「早く知らせてほしかった」「親しくしていたのにお別れができなかった」等のお声が寄せられること、角が立つような事態に発展してしまうこともあります。
ご葬儀はやり直しができない大切な儀式です。家族葬を執り行う場合は故人様の社会的な立場やお付き合いを考慮して、お知らせすべき方をしっかりと事前に検討することが大切です。
お知らせすべきか迷われた方には、お知らせするようお勧めしています。

<ポイント2>
お知らせしなかった方への対応をきちんと行いましょう。

家族葬でご葬儀を行い、お知らせをしなかった方へのご報告は49日法要の後、ご納骨の後、年末の喪中はがきでお知らせするなど、家族葬を行った時期やお知らせする方との関係などを考慮して行います。
家族葬の場合、先方が訃報をお知りになった時点で、お線香を手向けにご自宅へ弔問におみえになる方、お墓参りをお申し出になる方等が予想されます。一般的なご葬儀よりも多くなりがちですが、故人様を偲んでのお気持ちにはできるだけお応えしたいものです。
お香典をいただいた際は、準備しておいた香典返しをお渡しし、ご準備がない場合は、後日お送りします。

<ポイント3>
家族葬は一般的なご葬儀より費用負担が多くなることがあります。

ご葬儀には様々な費用がかかります。祭壇やお棺などのご葬儀を執り行う際に必要な基本的な準備、通夜振る舞いや精進落とし、返礼品などの飲食接待費用、仏式を例にすると寺院への謝礼(布施)などがあります。
ご葬儀に参列する際に用意するお香典は、葬儀費用を出し合う相互扶助の目的もあるとされてきました。
家族葬として参列者を限定した際には受け取るお香典の総額が少なくなります。
結果、家族葬は一般的なご葬儀よりも施主様がご負担になる葬儀費用が多くなる場合がありますので注意が必要です。

<ポイント4>
葬儀式場と安置場所を事前に検討、確認しておきましょう。

大きな悲しみのなか準備をしなければならないことに家族葬もかわりはありません。
心身ともにお疲れになられることでしょう。遠方からお見えになる方もおられます。
公共交通機関から近い葬儀式場を事前に見学しておかれると安心です。
併せて、もしもの時に故人様をご安置する場所を決めておくことも大切です。
ご自宅以外を予定される場合は、安置先の設備や管理状況を確認しておく必要があります。
清潔で安全な施設であること、家族葬までの間に故人様との対面が可能かどうか、スタッフの対応はどうかなど、大切な故人様を安心して預けることができる施設であるかは重要なポイントです。
いざというときに慌ててしまって、自宅から近いというだけで葬儀式場を選び、後々に後悔しないために事前に確認しておかれることをお勧めいたします。

<ポイント5>
故人様へのあたたかな想いを「家族葬」として伝えてください。

家族葬を選択される多くの方が、故人様が愛した思い出の品や趣味の作品、アルバムなどをお持ちになり、葬儀式場の一角に展示させていただいております。
故人様の愛用していたお洋服や帽子、お孫さんから故人様にあてたお手紙や寄せ書きなど、ご出棺前のお別れ式(お花入れ)の際、お棺にご一緒にお入れになっていただくこともあります。
家族葬は親しい方が故人を想い、語らう時間を共有できるご葬儀です。
皆様の故人様へのあたたかな想いが伝わりますように、心を添えてお手伝いさせていただきます。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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