2019-07-08
弔辞とは、故人様の死を悼み悲しむ気持ちを表す最後の別れの言葉です。故人様のお見送りの儀式を行う「告別式」で読まれます。読む側も聞く側も、弔辞によって故人様との思い出が改めて蘇り、涙したという経験もあるのではないでしょうか。また、弔辞を読んでいただく場合は、誰にどうやって頼んでいるのだろう
通常はご遺族ではなく、故人様と親しかった友人や職場の直属の上司・同僚に頼みます。
ご葬儀の規模にもよりますが、一般的な人数は1~3人。何人かに依頼する場合、故人様との関係が偏ってしまうと弔辞の内容も重なりがちなので、一方を友人にお願いしたら、もう一方は、会社関係の方にお願いすると良いでしょう。
最近では、孫が弔辞を読むというケースもあるそうです。
ご葬儀は故人様が亡くなってから数日以内に行われることがほとんどです。
弔辞は一人およそ3~5分で読める程度が適切な長さとされています。話す内容を考えるためにはそれなりに準備が必要ですので、できるだけ早く、電話などで確実に連絡がとれる方法で依頼しましょう。
依頼する際には弔辞の長さ、時間を伝えておくのはもちろんのこと、他に誰に依頼したのかを事前に伝えるようにすると依頼された側も内容が重ならないように配慮しやすくなります。
複数人に弔辞を依頼した場合、読む順番に決まりはありませんが、年長者から順に読んでいただくか付き合いの古い順に読んでいただくと良いでしょう。
また、同じ会社や組織から複数の方に読んでいただく場合は順番を考慮しましょう。
弔辞を読んでいただいた方に、ご葬儀後1~3日後にお礼の品をお贈りするようにしましょう。(遠方の方は郵送で良いでしょう)お礼の品には挨拶状を添えます。
弔辞を読んでいただいた方は故人様やご遺族へのご厚意ですので、現金や商品券でお返しすることは失礼にあたるのでやめましょう。
それでは、挨拶状はどのように書けばよいのでしょうか。
弔辞の挨拶状では、弔辞をいただいたお礼と、生前の厚情に感謝する気持ち、今後のお付き合いを願う一文を書き添えます。
文例としては、以下の通りです。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。
「御母堂」は、故人様の死を悼むご葬儀の場でよく使用されます。ご葬儀は、人生において経験する機会の少ないフォーマルな儀式です。このような場面で、どなたかを指し示す言葉を使う場合は、お相手に最大の敬意を払う必要が出てきます。
訃報とは突然に聞かされるものですが、即座に返さなくてはならないのがお悔やみの言葉やメールです。そのような時には、故人様を敬う言葉を使用しなければなりませんが、普段使用しない言葉は咄嗟に浮かばないものです。
大切な方が亡くなった落胆は、想像を絶するほどに大きいものです。そのような訃報を受けた場合は、返信の内容に悩む方も多いでしょう。そこで当記事では、相手に失礼とならないためのお悔やみの言葉や、一般的な例文を、詳しくご紹介していきます。