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忌中や喪中って?その間の過ごし方の決まりはあるの?

公開日2019/07/26|最終更新日2019/07/26

忌中や喪中という言葉はよく聞く言葉ですが、同じような意味だと思っている方が多いのではないでしょうか?

「知ってるよ」と言う方も、忌中や喪中というのは期間やその過ごし方にも違いがあるのはご存知でしょうか?

今回は、忌中や喪中の違いやその間の過ごし方や行動するのを控えたほうがよいことについて解説します。

忌中・喪中とは

忌中とは、身内や近親者が亡くなったときに、死を悼む期間のことを言います。「忌中」は四十九日で、ご不幸があった時から始まり、仏式では法要が行われる四十九日、神式では五十日祭、キリスト教であれば一カ月後になる召天記念日または五十日祭までとされるのが一般的となります。
仏式では四十九日の法要を終えた後「忌明け」とよび、この時の法要を「忌明け法要」、香典返しを「忌明け返し」とよぶことがあります。
喪中も身内や近親者が亡くなったときに、死を悼む期間のことを言い、忌中と過ごし方やマナーは共通することが多く死後一年間を「喪中」します。

喪に服する人の範囲

故人様の一親等・二親等までの人々が喪に服する範囲とすることが多いようです。
すなわち、故人様の配偶者、両親と子供。兄弟姉妹と孫や祖父母が喪に服します。

期間の違いについて

先程にも記載がありますが、忌中・喪中ともに故人様との関係の深さでその期間の長さに違いがあります。

忌中の場合 49日間
喪中の場合 死後1年間

忌中・喪中に控えたほうがよいこと

年始の挨拶で年賀状の欠礼のはがきはよく目にしたり、漠然とお祝い事は控えるということは知っていても、具体的にどのようなことをしてはいけないのか、控えるほうがいいのかをわからない方は多いと思います。そこで、忌中・喪中の期間にしないほうがよいことや控えたほうがよいことについて説明します。

入籍・結婚式

忌中・喪中の期間はしないほうがよいでしょう。
ただし、結婚式場の予約をすませていて、キャンセルすると料金が発生してしまうなどのやむを得ない場合は、入籍する相手や家族にきちんと事情を説明し、後からトラブルにならないよう配慮するようにしましょう。

年賀状

年賀状は忌中・喪中の期間は出さないことが一般的です。12月上旬くらいまでに「喪中ハガキ」を出し、相手にその旨を伝えるようにしましょう。
では、相手が喪中のとき年賀状を送ってもいいのでしょうか?
年賀状を送ってもマナー違反にはなりませんが、相手が悲しみの中にいるということに配慮して「寒中お見舞い」などにとどめておくことが無難です。

お中元・お歳暮

お中元・お歳暮はお世話になった方々への感謝の気持ちを込めて贈るものです。祝い事にはあたりませんので、贈答することは問題ありません。
ただし、相手が気にする方であったり、こちら側も気になるようであれば控えたほうが無難でしょう。

神社への参拝

忌中は神道の考え方で死の穢れがある期間とされています。そのため、初詣や七五三、お宮参りなどで神社へ参拝することは控えたほうがよいとされています。

まとめ

一度は喪中ハガキをもらったことがあるのではないでしょうか。
忌中や喪中には期間などの違いはありますが、喪に服す意味では同じです。
時代と共に忌中、喪中の過ごし方も少し変わってきていると感じることがあります。
マナーを守るのがあくまで基本ですが、忌中、喪中の期間中にマナーを外れてしまうような事を行う場合、遺族や目上の方に相談することをお勧めします。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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