意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
動画でみる葬儀の知識へ動画でみる葬儀の知識
さいたま市の葬儀社セレモニーのHPへご葬儀はくらべて選ぶ時代
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

2019-08-02

火葬場での流れと控室での過ごし方とは?

大切な方を亡くしてお通夜・告別式を終えると、出棺となり火葬場に向かいます。

火葬場で火葬を待つ間は遺族の方にとっては深い哀しみや、故人様への感謝の想いがとめどなくあふれるなど、様々なお気持ちでいらっしゃることでしょう。

ここではそんな火葬場に到着してからの基本的な流れと、お骨になるまでの時間、また控室にてお身内や参列者の方とどう過ごして待つものなのか、ご説明していきたいと思います。

火葬場に到着してからの一連の流れや、過ごし方等を知っておくことで、その場になっても慌てずに落ち着いて過ごすことが出来るでしょう。

火葬場に到着してからは

火葬場に到着後は、まず炉の前に集まり儀式をあげた後、炉の点火となります。
このボタンは喪主の方が押すこともありますし、火葬場の職員が押す場合もあるようです。

その後、参列者は火葬中は別の部屋や控室にて待機をします。火葬にかかる時間は比較的長いものですから、ゆっくりと座して待ちましょう。詳しくはこの後に更に解説をいたします。

火葬を終えたら火葬場の職員から、その旨の案内が告げられます。再び参列者は火葬炉の前に集い、家族やお身内がご遺骨を骨壺に収める、いわばお骨上げを行います。お骨上げは日本独自の伝統的文化であり、世界的にもこうした儀礼は日本だけといわれています。

納骨はまず2人1組になった家族やお身内が、ご遺骨を1つずつ箸を使いながら一緒に骨壺の中に収めていくのが習わしです。
またその地方や地域によっては納骨するご遺骨に違いがあることもありますが、火葬場の職員が納めるご遺骨の説明をしてくれますから心配はいりません。
なお、数あるお骨の中でも一番最後はのど仏のご遺骨を納めます。これは仏様の合掌姿に、のど仏のお骨の形が似ていることが由来しています。

収骨が済みましたら、一般的にこの後は精進落としとなります。
精進落としは葬儀式場へマイクロバスを使って戻りそこで行う場合と、あらかじめ予約をした料理店に会場を移して行う場合もあります。

地域によって、火葬中の待機時間を利用し、精進落としをすることもあります。精進落としの席ではお料理やお酒が振る舞われますが、つい飲みすぎたり故人様の思い出と関係のない話題で盛り上がったりしないようにマナーを守ります。

火葬にかかる時間は?控室ではどう過ごす

火葬の間は先ほども述べましたように、参列者は別室や控室で待機します。時間としてはだいぶ長めの時間が必要であり、およそ1時間から2時間半かかることもあるでしょう。
これは火葬炉の性能、ご遺体のお身体の大きさにもよるところもありますし、年齢でも変わってくるのです。
ただし東京都の火葬場ではおおむね40分程度と、早い時間の場所もあります。

また棺に入れた副葬品も、火葬にかかる時間を前後させます。
紙製である思い出の写真や、故人様が愛用していた綿・麻・絹など天然素材の服など燃えやすいものならば、そこまで時間がかからず火葬ができます。
ですが指輪や宝石など金属製は焼け残るうえ、冷却する時間も必要になってきます。このようなことから金属などの不燃物は、副葬品として認めていない火葬場がほとんどです。
火葬に必要な時間とは、このような要素によって前後することを覚えておきましょう。
副葬品に関する疑問がある場合は葬儀社のスタッフに相談するのも良いでしょう。

では、基本的にはそのような長い待ち時間をどのように過ごしたらよいでしょうか。
まず何もせずに待つことは、ご遺族にとってはお気持ち的にも苦痛に感じてしまうはずです。
ですから、用意されたお菓子やお茶、軽食やお弁当などを召し上がりながら、故人様との思い出話やエピソードをお話ししたり、座してゆっくりと気持ちを落ち着けて過ごすのが良いでしょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


「葬儀知識・マナー」に関する記事

野辺送りとは?意味や地域ごとの風習、現代での名残について解説

野辺送りとは?意味や地域ごとの風習、現代での名残について解説

野辺送り(のべおくり)とは、ご葬儀における儀式の一つです。野辺送りの野辺は「墓地」を示す言葉であり、かつて土葬を行っていた時代では、近親者が列を作り棺に入れたご遺体を埋葬地までご移送していました。この風習は、火葬が主流となった現代においても、地域によっては名残として残されているのです。

盛籠とは|ご葬儀で用意する際の中身や費用について解説

盛籠とは|ご葬儀で用意する際の中身や費用について解説

ご葬儀や告別式、初盆や法事などの弔事で、果物や飲み物、乾物などが豪華に盛り付けられている籠を見かけます。この形のお供え物は、「盛籠(もりかご)」と呼ばれるものです。当記事では、この盛籠の意味と、具体的な中身、そして盛籠に掛かる費用について解説していきます。

命日にやってはいけないこととは?お供え物や服装マナー、命日にやることを解説

命日にやってはいけないこととは?お供え物や服装マナー、命日にやることを解説

故人様が亡くなった日は、仏教において「命日(めいにち)」と呼ばれています。命日は、仏教の慣習の中でも故人様の御霊を祀る特別な日とされているのです。

御母堂とは?読み方や意味、正しい使い方を例文つきで解説します

御母堂とは?読み方や意味、正しい使い方を例文つきで解説します

「御母堂」は、故人様の死を悼むご葬儀の場でよく使用されます。ご葬儀は、人生において経験する機会の少ないフォーマルな儀式です。このような場面で、どなたかを指し示す言葉を使う場合は、お相手に最大の敬意を払う必要が出てきます。

関連する記事「葬儀知識・マナー」について

野辺送りとは?意味や地域ごとの風習、現代での名残について解説

野辺送りとは?意味や地域ごとの風習、現代での名残について解説

盛籠とは|ご葬儀で用意する際の中身や費用について解説

盛籠とは|ご葬儀で用意する際の中身や費用について解説

命日にやってはいけないこととは?お供え物や服装マナー、命日にやることを解説

命日にやってはいけないこととは?お供え物や服装マナー、命日にやることを解説

御母堂とは?読み方や意味、正しい使い方を例文つきで解説します

御母堂とは?読み方や意味、正しい使い方を例文つきで解説します

慶弔とは?意味や対応方法、慶弔休暇、慶弔見舞金について解説

慶弔とは?意味や対応方法、慶弔休暇、慶弔見舞金について解説




埼玉・東京・千葉葬儀場のご案内