意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
動画でみる葬儀の知識へ動画でみる葬儀の知識
さいたま市の葬儀社セレモニーのHPへご葬儀はくらべて選ぶ時代
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

納骨をするべき期限はあるの?

公開日2019/08/16|最終更新日2019/08/16

大切なお身内が亡くなり、お通夜に葬儀・告別式と寄り添われてこられたご遺族にとって、無事に葬儀を執り行った後でまた一つ考慮しなければならないのは、納骨のことでしょう。

納骨とは、お墓や納骨堂に火葬後の遺骨を納めることをさします。その納骨には納めなければならない期限やタイミングがあるのでしょうか。

大切な方の遺骨を悔いなく納め供養できるように、ここで詳しく解説していきたいと思います。

納骨すべき期限はあるの?

まず初めに申し上げますと、納骨しなければならない期限や、守るべきタイミングはありません。

『まだ大切な家族の遺骨をそばに置かせてほしい。納骨の決心がつかない。』
『急な葬でお墓の準備が整わず、自宅に遺骨を安置したままで大丈夫だろうか。』
ご遺族によって色々な事情、お気持ちを抱いて遺骨が手元にあることを、心配に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、納骨に決められた期限やタイミングはありませんから、心配には及ばないのです。

そもそも法律において遺骨の取り扱いは、都道府県知事から許可の下りた墓地に埋葬しなくてはいけない。と定められているもので、火葬後のいつまでに納骨をしなければならない、といった法律や決まりやは存在しないからです。

まだご遺族の気持ちの整理がつかない状態で無理に納骨をして、後々後悔が残るようでは故人様も本望ではないでしょう。
納骨のタイミングは残された家族がよく話し合い、心の整理がきちんとついた時行うべきなのです。

一般的な納骨のタイミング

では納骨に期限がないことはわかりましたが、ごく一般的な納骨はどのようなタイミングで行われることが多いのでしょうか。

まず火葬後の遺骨は四十九日の法要までの間、自宅に備えた後飾り祭壇で安置されることが一般的です。
そして、既にお墓がある場合は、四十九日の法要を迎えたタイミングでお墓や納骨堂に納められる流れが多いのです。
また地域やその土地の習わしによっては、火葬したその日または葬儀の当日に納骨を行うケースもあります。
四十九日の法要に合わせて納骨をするケースが多いと申し上げましたが、これは既にお墓がある場合です。もし、お墓がない時は建墓に時間を要することになります。
その間は、自宅やお寺で遺骨を安置しますが、公営や民営の納骨堂でも一時預かりのサービスを提供しているところもあります。

通常お墓の完成には2~3か月がかかるのが一般的ですから、四十九日の法要に納骨を間に合わせることは出来ません。

昨今は時代の流れから、四十九日の次の法要にあたる百カ日法要はあまり行われませんから、この場合の納骨は一周忌法要や新盆、お彼岸に執り行うことが多いです。

ただし、年配の方や考え方の異なる親せきの方などの中には、一周忌を迎えようというのに納骨がまだなのか。とそれがマナー違反とばかりに反対される方もいらっしゃるかもしれません。
そのような話の流れから、納骨に期限があるのかと気に病む遺族が増えたのでしょう。

しかしながら、お墓とは残された方が亡くなった方との心の触れ合いをし、この先ずっと拠りどころとする大切な場所なのです。
まだお墓がないからと落ち着いて考えずに慌てて準備をしたり、心の整理がつかないうちに四十九日の法要なのだからと無理に納骨するなどは控え、しっかりとお身内が話し合いじっくりとお墓探しや納骨を行うことが望ましいでしょう。家族が皆納得した上で納骨を行うことは、故人様にとっても何よりの供養になるはずです。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


「法事・法要」に関する記事

献体する場合のご葬儀はどうする?いつ返ってくる?注意点ももれなく解説します

献体する場合のご葬儀はどうする?いつ返ってくる?注意点ももれなく解説します

献体(けんたい)とは、医学の発展に貢献するため、死後に自らの体を提供することです。自分の死後、火葬されるだけで終わるのではなく、最期まで社会に役立ちたいと考える方も少なくありません。しかし、献体は誰でもできるわけではなく、一定の条件や手続きが必要です。 そこで今回は、献体の意味や手続き方法、献体された方のご葬儀、献体のリスクなどについて解説します。

最終更新日2025/11/28

永代供養でお墓参りはできる?行くタイミングは?お供え物のマナーなどを解説

永代供養でお墓参りはできる?行くタイミングは?お供え物のマナーなどを解説

近年では、歳を重ねお墓参りが難しくなった方やお墓を管理する子孫がいないといったさまざまな理由で、お墓の永代供養を考える方が増えています。永代供養とは、霊園や寺院が長期にわたり、ご遺骨を管理し供養してくれる契約のことです。 今回は、永代供養とは具体的にどのようなものなのか、また永代供養のさまざまな形や参拝方法、マナーについてもご案内します。

最終更新日2025/11/21

プレート葬とは?人気のデザインや価格相場を解説いたします

プレート葬とは?人気のデザインや価格相場を解説いたします

近年多様化している埋葬法のひとつに「プレート葬」があります。プレート葬は比較的新しい埋葬法のため現段階において広く認知されてはいませんが、墓石よりも安価で宗教的な自由度もあることから、注目度が高まりつつあります。 そこで本記事ではプレート葬とは何か、そしてメリットやデメリットについても詳しく解説します。

最終更新日2025/11/14

神道での諡(おくりな)とは?戒名との違いや付け方を解説します

神道での諡(おくりな)とは?戒名との違いや付け方を解説します

仏教では、人が亡くなると「仏の弟子になった」とされ、戒名(かいみょう)を授与されます。しかしながら、神道を信仰していた故人様に仏教の戒名をつけるのは不適切です。よって、死後は神道における諡(おくりな)を授かることになるでしょう。では、諡とはどのような意味を持つのでしょうか? 今回は、神道で人が亡くなった時に送られる諡について解説します。

最終更新日2025/11/07

関連する記事「法事・法要」について

献体する場合のご葬儀はどうする?いつ返ってくる?注意点ももれなく解説します

献体する場合のご葬儀はどうする?いつ返ってくる?注意点ももれなく解説します

最終更新日2025/11/28

永代供養でお墓参りはできる?行くタイミングは?お供え物のマナーなどを解説

永代供養でお墓参りはできる?行くタイミングは?お供え物のマナーなどを解説

最終更新日2025/11/21

プレート葬とは?人気のデザインや価格相場を解説いたします

プレート葬とは?人気のデザインや価格相場を解説いたします

最終更新日2025/11/14

神道での諡(おくりな)とは?戒名との違いや付け方を解説します

神道での諡(おくりな)とは?戒名との違いや付け方を解説します

最終更新日2025/11/07

合祀墓と永代供養の違いとは?今どきのお墓事情を分かりやすく解説

合祀墓と永代供養の違いとは?今どきのお墓事情を分かりやすく解説

最終更新日2025/10/31




埼玉・東京・千葉葬儀場のご案内