意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
動画でみる葬儀の知識へ動画でみる葬儀の知識
さいたま市の葬儀社セレモニーのHPへご葬儀はくらべて選ぶ時代
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

神道での諡(おくりな)とは?戒名との違いや付け方を解説します

公開日2025/11/07|最終更新日2025/11/07

仏教では、人が亡くなると「仏の弟子になった」とされ、戒名(かいみょう)を授与されます。しかしながら、神道を信仰していた故人様に仏教の戒名をつけるのは不適切です。よって、死後は神道における諡(おくりな)を授かることになるでしょう。では、諡とはどのような意味を持つのでしょうか?

今回は、神道で人が亡くなった時に送られる諡について解説します。

諡(おくりな)とは

「諡」とは、神道において故人様が生前に行った徳に対し授けられる名前です。生前のフルネームと年齢、性別、命(みこと)で構成されています。死後に付けられる名前としてよく用いられるのは戒名(かいみょう)ですが、これは仏教徒に対する名前なので神道のご葬儀でつけられることはありません。

諡は、諡号(しごう)または零号(れいごう)とも呼ばれており、諡が授けられた故人様は、神の世界で子孫の守り神になるとの意味を持ちます。なお、諡が授与されるタイミングはお通夜の後に行われる遷霊祭(せんれいさい)です。授かった諡は霊璽(れいじ)やお墓に記されます。霊璽とは仏教での位牌にあたり、御霊の依り代となるのです。

戒名との違い

人が亡くなった際、授けられる名前のほとんどが戒名です。その背景には、日本で行われるご葬儀の約90%が仏式だという点にあります。仏教では、戒名を授かることで故人様が「仏様の弟子」となり、極楽浄土を目指し修行を積んでいく証との意味が込められているのです。

なお、生きながら仏様の弟子となった僧侶などは「生前戒名」として戒名を授かります。ただし、神道の場合は生前に諡を授かることはできません。それは、生前に故人様が行った善行や悪行に対して、亡くなったあと平等に授けられるのが諡だからです。

一般的な概念として、死後に授かる名前といえば戒名も諡も同等といえます。しかし、生前には絶対受けられない名前が神道の諡です。また「戒名」はお布施を渡して僧侶に依頼し授かるものですが、「諡」は一定のルールに則るのであれば誰でも名付けられるというのも、仏教とは異なる部分といえるでしょう。

諡(おくりな)の付け方

「戒名」は僧侶に依頼して授けられるものであり、生前とは全く違う響きになる一方で、「諡」は生前の名前を使用し、さまざまな言葉が付与されて作られます。

構成は、生前のフルネームと諡、そして命(みこと)です。真ん中につける「諡」の部分は、年齢や性別によって異なるのが一般的です。参考までに以下の表をご覧下さい。

年齢 男性 女性
0~3歳 嬰児(みどりご)
4~6歳 稚児(ちご)
稚郎子(わかいらつこ)
稚児(ちご)
稚郎女(わかいらつめ)
7~15歳 郎子(いらつこ)
童男(わらべ、わらわご)
郎女(いらつめ)
童女(わらめ、わらわごめ)
16~19歳 彦、郎子彦、比古(ひこ) 姫、比女(ひめ)
20~40歳 郎男(いらつお) 郎女(いらつめ)
41~70歳 大人(うし) 刀自(とじ)
71歳以上 翁(おきな) 媼(おうな)
<例>

39歳男性、鈴木太朗さんが亡くなった場合の諡

・生前の氏名…鈴木太朗(すずきたろう)

・諡…郎男

・命

よって、諡は「鈴木太朗郎男命(すずきたろういらつおのみこと)」です。

なお、この名付けは絶対とはいえず、神社や地域の考えにより異なる場合があります。成人していない子どもの場合、男の子は「彦」、女の子は「姫」で、成人後の大人なら男性は「大人」、女性なら「刀自」で統一されるなど、考えによってさまざまです。

諡(おくりな)を付けるのに費用はかかる?

仏教で戒名を僧侶へお願いする際には、ご葬儀費用とは別にお布施が必要です。一方、諡の名付けは、氏名、年齢、性別から決められることがほとんどのため、諡に対する費用はかかりません。なお、神式でのご葬儀、神葬祭では、お礼として神主に対し、仏教のお布施にあたる「祭祀料」を包みます。

まとめ

神式の諡と仏式の戒名では、そもそも信仰が異なるため、意味や付け方にも違いが見られます。しかしながら、亡くなった方に敬意を払って付けられる名前だという点において変わりはありません。さておき、諡は子孫の守り神として付けられる尊い名前であり、未来永劫、祖霊として祀られる証となるのです。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


「葬儀知識・マナー」に関する記事

自宅で家族葬はできる?費用相場やメリットをわかりやすく解説

自宅で家族葬はできる?費用相場やメリットをわかりやすく解説

昭和中期頃までは、ほとんどのご家庭で自宅葬を行うのが主流とされてきました。しかしながら、現代では住宅事情の変化に伴い、葬儀社へ依頼し斎場を借りて故人様を送り出す形が一般的です。そのような中でも、最期は故人様を自宅から送り出してあげたいと考える方もいらっしゃいます。 そこで当記事では、現代社会において、ご自宅を使用し家族葬を執り行うことは可能なのか、また、ご自宅でご葬儀を行うメリットや費用相場も合わせてご紹介します。

最終更新日2025/12/26

一人っ子・独身の葬式はどうなる?誰がやる?生前からできる準備を解説します

一人っ子・独身の葬式はどうなる?誰がやる?生前からできる準備を解説します

近年では独身の方が増加傾向にあり、ご自身の身にもしものことが起こった時のご葬儀や埋葬について、さまざまな思いを抱える方が増えました。しかしながら、現代の背景に寄り添った「死後の対策」を立てることができるのはご存じでしょうか。 そこで当記事では、一人っ子や独身の方が先々悩まないための知識や、生前からできる準備などについてご案内します。

最終更新日2025/12/26

家族葬に義両親を呼ぶべき?判断基準や断る場合の例文を紹介

家族葬に義両親を呼ぶべき?判断基準や断る場合の例文を紹介

家族葬とは、ご家族や故人様とご縁が深かったご友人などの少人数で行うご葬儀です。ただし、お呼びする方の基準がはっきりと定められていないため、ご親族の中でも故人様と血縁関係のない義両親については、お呼びするかどうか決める際に悩む方も多いでしょう。 そこで当記事では、義両親を家族葬に呼ぶ判断基準や、招待しない場合の断り方について解説します。

最終更新日2025/12/12

恋人の家族が亡くなったら、どんな言葉をかければいい?彼氏・彼女へのメッセージ例を紹介

恋人の家族が亡くなったら、どんな言葉をかければいい?彼氏・彼女へのメッセージ例を紹介

現在お付き合いしている方のご家族がご逝去された際、どう寄り添うべきなのか、ご葬儀には参列すべきなのか悩むことになるかもしれません。当記事では、付き合っている恋人が悲しみに暮れている時、どのような言葉を掛けるべきか、またはメッセージを送る際の例文や、ご葬儀に参列すべきか否かも解説します。

最終更新日2025/12/12

関連する記事「葬儀知識・マナー」について

自宅で家族葬はできる?費用相場やメリットをわかりやすく解説

自宅で家族葬はできる?費用相場やメリットをわかりやすく解説

最終更新日2025/12/26

一人っ子・独身の葬式はどうなる?誰がやる?生前からできる準備を解説します

一人っ子・独身の葬式はどうなる?誰がやる?生前からできる準備を解説します

最終更新日2025/12/26

家族葬に義両親を呼ぶべき?判断基準や断る場合の例文を紹介

家族葬に義両親を呼ぶべき?判断基準や断る場合の例文を紹介

最終更新日2025/12/12

恋人の家族が亡くなったら、どんな言葉をかければいい?彼氏・彼女へのメッセージ例を紹介

恋人の家族が亡くなったら、どんな言葉をかければいい?彼氏・彼女へのメッセージ例を紹介

最終更新日2025/12/12

家族葬での服装マナー|身内だけの場合や、子供の服装についても解説

家族葬での服装マナー|身内だけの場合や、子供の服装についても解説

最終更新日2025/12/05




埼玉・東京・千葉葬儀場のご案内