意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
動画でみる葬儀の知識へ動画でみる葬儀の知識
さいたま市の葬儀社セレモニーのHPへご葬儀はくらべて選ぶ時代
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

2020-08-27

ご葬儀中に写真を撮っても大丈夫なの?写真撮影の際に知っておくべき5つのマナー

ご葬儀の際に写真を撮影している方を見かけることがあります。その様子をご覧になり、「ご葬儀の様子を写真撮影しても大丈夫なの?」「お祝い事でもないご葬儀をなぜ撮影するのか」などご葬儀中の写真撮影に関して疑問を持たれる方も多いと思います。

そこで今回は、ご葬儀中の写真撮影が果たして問題ないのか、そしてご葬儀中の写真撮影に関するマナーなどについてご紹介します。

そもそもご葬儀中の写真撮影は大丈夫なの?

ご葬儀の際、一般的にはご会葬者や会場を撮影することは問題ありません。ご遺族から依頼を受けた葬儀社のスタッフが記録のために撮影をしたり、撮影をした写真をまとめて製本したり、DVDに焼くなどして受け取れるサービスもあります。

ご遺族から依頼されたカメラマンや葬儀社のスタッフがご葬儀中に撮影するのは問題ありませんが、ご会葬者が撮影するのは少々不謹慎ではないか、と思われる方もいらっしゃるのも事実です。

ご自身のご家族や親しくしていたご友人など、つながりが深かった方のご葬儀やご葬儀の様子を、「故人様との最後の思い出」として写真に残しておきたい、と考える方もいらっしゃるかと思いますが、その際は事前にご遺族に写真撮影に関する意向を確認し、マナーを守った上で撮影をしましょう。

なぜご葬儀で写真を撮影するのか

そもそもなぜご葬儀中の写真を撮るのでしょうか。「故人様との最後の思い出」を残すためだったり、記録のためだったりというのは先にも述べましたが、それ以外にも理由があります。以下で詳細についてまとめましたので、見ていきましょう。

ご会葬者がどなただったのかを把握する際の参考として

ご葬儀を無事に執り行った後も、喪主やご遺族には様々な対応をしなければなりません。そうした中での「ご会葬者へのお礼状の手配」や「香典返しの準備」では、ご葬儀にどなたがご会葬されていたのかをきちんと調べなければいけません。

ご会葬者の記録として「芳名帳」もありますが、人によっては書き忘れてしまったり、遅れたために芳名帳を書き忘れてしまう方もいらっしゃいます。しかし、ご葬儀中に撮影した写真があれば振り返った際にどなたがご葬儀にご会葬していたのかを把握することができます。

ご親族での集合写真として

ご親族の中には遠隔地にお住いの方も少なくなく、また多忙などが理由で滅多にお会いになれない方もいらっしゃいます。ご葬儀の場はそのようなご親戚の方が顔を揃える非常によい機会となります。なお、ご葬儀の場は以前からご親族での集合写真を撮影するのにふさわしい場としての役割を果たしています。

ご葬儀中の写真撮影のマナーについて

ご葬儀における写真撮影に関していくつかの意味があることが分かりましたが、ご葬儀は厳粛な場になりますので、写真撮影に関してもその場の雰囲気を損なわない配慮をするのは当然のことです。

ご葬儀における写真撮影は一歩間違えるとトラブルとなってしまうことも充分にあり得ますので、以下でご葬儀における写真撮影時に守るべき5つのマナーについて見ていきましょう。

ご遺族や葬儀場に写真撮影に関して確認をとる

ご葬儀における写真撮影の際に守るマナーの1つ目は、事前にご遺族や葬儀場に写真撮影に関して確認をとるということです。

先にも述べたように基本的にご葬儀では写真撮影を行ってもよいことになってはいますが、葬儀場によっては写真撮影を禁止している場所もあります。そのため、撮影を行う場合はご遺族と葬儀場に無断で行うのではなく、必ずご遺族と葬儀場に確認をとってから撮影をするようにしましょう。

読経の際や焼香の際は視野に入らないようにする

ご葬儀における写真撮影の際に守るマナーの2つ目は、司式者が読経している際やご会葬者が焼香をされている際は視野に入らないようにするということです。

司式者が読経をされている様子を撮影したいという方もいらっしゃるかもしれませんが、読経は故人様を供養するために行われる重要な場面になります。そのような時に司式者の視界に撮影者が入ってしまい司式者が読経に集中できなくなってしまうという事態になってしまう可能性もあります。

また、ご会葬者が焼香をされている時も同様に、ご会葬者の視界に撮影者が入ってしまったために故人様と安らかにお別れができない、といった事態になってしまうことも考えられます。

フラッシュやシャッター音は極力控える

ご葬儀における写真撮影の際に守るマナーの3つ目は、フラッシュやシャッター音は極力控えるということです。

読経中にフラッシュが頻繁に焚かれたり、シャッター音が連続で鳴ったりしてしまうと司式者やご会葬者が故人様を供養したり、見送ったりすることに集中できなくなってしまうでしょう。

ご葬儀にご会葬された方全員が気持ちよく故人様を見送ることができるようにするためにも、フラッシュやシャッターで目立ってしまうことが無いように注意して行動しましょう。

祭壇に背を向けて撮影しないようにする

ご葬儀における写真撮影の際に守るマナーの4つ目は、祭壇に背を向けて撮影しないようにするということです。

祭壇に背を向けるということは、故人様に背を向けることになり、大変に失礼なことにあたります。撮影したいアングルがあるにしても、最優先するべきことは故人様やご会葬者となりますので、撮影を行う際には撮影場所に十分に注意しましょう。

絶対にSNSにご葬儀の様子をあげないようにする

ご葬儀における写真撮影の際に守るマナーの5つ目は、ご葬儀の様子をSNSにご葬儀の様子を絶対にあげないようにすることです。

最近ではSNSを利用して簡単に画像や動画などを世の中に公開できるようになりましたが、その反面、デリカシーの無い投稿や発言で相手に不快な思いをさせてしまったり、トラブルになることも起こっております。

ご葬儀に関しては、最近でも故人様の顔を勝手に撮影してSNS上で公開しトラブルになったこともあります。そのため、たとえご遺族の了解を得ていたとしても、ご葬儀の様子をSNSにあげることは絶対に避けましょう。

まとめ

ご葬儀において写真を撮影することは問題ないということが分かりましたが、大切なのはご葬儀にご会葬されている方全員が気持ちよく故人様とお別れができるよう、そして迷惑をかけないようにして、マナーを守りながら撮影を行うということです。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


「葬儀知識・マナー」に関する記事

野辺送りとは?意味や地域ごとの風習、現代での名残について解説

野辺送りとは?意味や地域ごとの風習、現代での名残について解説

野辺送り(のべおくり)とは、ご葬儀における儀式の一つです。野辺送りの野辺は「墓地」を示す言葉であり、かつて土葬を行っていた時代では、近親者が列を作り棺に入れたご遺体を埋葬地までご移送していました。この風習は、火葬が主流となった現代においても、地域によっては名残として残されているのです。

盛籠とは|ご葬儀で用意する際の中身や費用について解説

盛籠とは|ご葬儀で用意する際の中身や費用について解説

ご葬儀や告別式、初盆や法事などの弔事で、果物や飲み物、乾物などが豪華に盛り付けられている籠を見かけます。この形のお供え物は、「盛籠(もりかご)」と呼ばれるものです。当記事では、この盛籠の意味と、具体的な中身、そして盛籠に掛かる費用について解説していきます。

命日にやってはいけないこととは?お供え物や服装マナー、命日にやることを解説

命日にやってはいけないこととは?お供え物や服装マナー、命日にやることを解説

故人様が亡くなった日は、仏教において「命日(めいにち)」と呼ばれています。命日は、仏教の慣習の中でも故人様の御霊を祀る特別な日とされているのです。

御母堂とは?読み方や意味、正しい使い方を例文つきで解説します

御母堂とは?読み方や意味、正しい使い方を例文つきで解説します

「御母堂」は、故人様の死を悼むご葬儀の場でよく使用されます。ご葬儀は、人生において経験する機会の少ないフォーマルな儀式です。このような場面で、どなたかを指し示す言葉を使う場合は、お相手に最大の敬意を払う必要が出てきます。

関連する記事「葬儀知識・マナー」について

野辺送りとは?意味や地域ごとの風習、現代での名残について解説

野辺送りとは?意味や地域ごとの風習、現代での名残について解説

盛籠とは|ご葬儀で用意する際の中身や費用について解説

盛籠とは|ご葬儀で用意する際の中身や費用について解説

命日にやってはいけないこととは?お供え物や服装マナー、命日にやることを解説

命日にやってはいけないこととは?お供え物や服装マナー、命日にやることを解説

御母堂とは?読み方や意味、正しい使い方を例文つきで解説します

御母堂とは?読み方や意味、正しい使い方を例文つきで解説します

慶弔とは?意味や対応方法、慶弔休暇、慶弔見舞金について解説

慶弔とは?意味や対応方法、慶弔休暇、慶弔見舞金について解説




埼玉・東京・千葉葬儀場のご案内