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2020-09-25

車いすや杖でご葬儀に参列しても大丈夫?参列者側とご遺族側で気を付けることは?

親しくされていた方やお世話になった方の訃報を受けた際は、なんとしてもご葬儀に参列したいと思う方も多いはずです。しかし、怪我や病気などのために車いすや杖をご利用されている方は、ご葬儀への参列を迷われるかもしれません。

そこで今回は、後悔なく故人様と最期のお別れができるよう、車いすや杖でご葬儀に参列する際に気を付ける点についてご紹介します。

まずはご遺族に連絡を入れる

ご遺族から訃報が届いたら、車いすや杖でご葬儀に参列をしたい旨をお伝えし、ご遺族から葬儀社や葬儀式場に車いすや杖でご葬儀に参列する方がいる旨を伝えていただきましょう。これは、直接葬儀社や葬儀式場に問い合わせてしまうことで、話の行き違いによって、当日混乱が起きてしまうことを防ぐためです。

また訃報が届いた際に、ご葬儀の日程の他に葬儀式場の情報も伝えられますので、葬儀式場がバリアフリー対応されているかを確認しましょう。バリアフリー対応されているか否かについては、ホームページなどから式場の様子を確認できるところもあります。しかし、式場によってはホームページだけでは細かい部分が分かりづらいこともあります。そのような場合は、式場に直接問い合わせて確認しておくとよいでしょう。なお、車いすを会場で借りる予定の方は、車いすの貸し出しを行っているかも確認しておきましょう。

お焼香での注意点

ご葬儀に車いすや杖で参列する際、葬儀式場のバリアフリー対応とは別の問題として、お焼香をどのように行うかという問題があります。葬儀式場自体はバリアフリー対応はしていても、部屋の大きさや参列者の数などによっては、焼香台までの通路が狭くなっており、焼香台まで進むのが難しいこともあります。このような場合、多くの葬儀式場ではスタッフが焼香炉を持ってきてくれますが、心配であれば、事前にスタッフにお願いをしておくとよいでしょう。なお、移動のスペースが確保されており焼香台まで移動できる場合でも、身を乗り出さなければいけない場合は、スタッフが焼香炉を移動させてくれます。

寺院やご自宅でのご葬儀に参列する場合はどうする?

これまでご紹介した内容は、葬儀式場でのご葬儀についてですが、ご葬儀は寺院や故人様のご自宅で行うことがあります。それらの場合では、少々事情が変わってきますので注意が必要です。

まず寺院に関してですが、寺院はバリアフリー対応がされていないところが多く、足元が砂利道になっていれば会場に辿り着くのは容易ではありません。そのため、介助してくださる方の付き添いができるのであれば、事前に手助けをお願いしておかなければいけません。

また、故人様のご自宅に関してですが、こちらに関しては寺院よりも慎重に参列の検討をしなければいけません。というのは、一般的な住居はバリアフリーに対応しておらず、移動がとても難しいのが現状です。

以上のことから、介助を頼める方がいらっしゃらない、もしくはその方の都合がつかない場合は、残念ですがご葬儀への参列を断念するということも考えておきましょう。その際は、「車いす(杖)のためご葬儀の参列が難しい」と伝えた上で、別途香典や供花などを送ることで弔意を表すことができます。他にもご遺族と日程を相談した上で、付き添っていただく方の都合が付く日に弔問して、お線香を上げていただいてもよいでしょう。

ご遺族側での対応

ご自身が車いすや杖でご葬儀に参列する場合だけでなく、ご遺族側の場合にご葬儀に車いすや杖でご葬儀に参列する方がいらっしゃる時の対応についてもご紹介します。

まず、訃報の連絡を入れた時にすでに車いすや杖でご葬儀に参列することが分かっている場合は、すぐに葬儀社の担当者に連絡を入れ、会場まで問題なく進めるかどうかの確認のほか、席次や焼香の補助などの段取りを相談しておきましょう。段取りの確認が取れ次第、参列者に連絡を入れ、予定している対応についてお伝えしましょう。このように、参列者や葬儀社と事前に対応や動線について決めておけば、他の方から連絡があった際も問題なく対応ができます。

まとめ

事前の確認や共有ができていれば、車いすや杖でご葬儀に参列することは難しいことではありません。当日のトラブルを避けるためにも、事前にご遺族に連絡を入れ、事故がないように参列しましょう。大切なのは、お互いの立場を気遣い合って、参列者全員が故人様の冥福を祈れるように配慮することです。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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