意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

2020-10-02

分骨を行うにはどうすればいいの?分骨を行う際の手順や注意点について

分骨を行うにはどうすればいいの?分骨を行う際の手順や注意点について

近年、ご葬儀のスタイルが多様化しているのと同様に、納骨のスタイルも多様化してきました。そんな多様化している納骨のスタイルの1つが「分骨(ぶんこつ)」です。近年では、手元供養や海洋散骨、樹木葬など故人様との関わり合い方が変化に合わせて分骨を希望される方が増えてきています。

そこで今回は、分骨の意味をはじめ、分骨のタイミングや手続きなどについてご紹介します。

そもそも分骨とは?

分骨は、故人様のご遺骨を2か所以上の異なる場所に埋葬・供養し、供養することを言います。複数のお墓でご遺骨を管理できるため、手元供養をされる際にも利用されるだけでなく、「実家が遠いので近くにお墓をもう1基建てて供養したい」「兄弟姉妹それぞれで遺骨を分けて供養したい」などの事情から分骨を検討される方もいらっしゃいます。

ご遺骨を1か所に納めることが一般的とされてきた日本では、「分骨はよくない」「縁起が悪い」などと言われることがありますが、お寺に祀られている仏舎利(ぶっしゃり)にはお釈迦様のご遺骨が分骨という形で納められています。また、森鴎外や立川談志、石原裕次郎などの方々も分骨をされています。

分骨は決して悪いことではなく、遺された方々の心の支えとなったり、励みになったりするとても尊いものであり、昔からあるものですのでご安心ください。

分骨を行うタイミングによる手続きの違いについて

分骨は基本的にいつでも行えますが、「納骨前に分骨を行う場合」と「納骨後に分骨を行う場合」とで手続きが異なりますので注意が必要です。以下でそれぞれの手続きについてまとめましたので、ご参照ください。

納骨前に分骨を行う場合

ご遺骨を2か所以上に分けて納骨する際は、「分骨証明書」が必要です。火葬の際にすでに分骨されることが決まっている場合は、火葬場で分骨証明書を発行してもらえますので、忘れずに火葬場に依頼しましょう。また、分骨用の骨壺を用意する必要がありますので、葬儀社の担当者に事前に相談してみましょう。

分骨証明書は納骨の際に必要になりますので、火葬場の方に必要な枚数を事前に伝えておけば、火葬が終わるまでに必要な枚数の分骨証明書を用意していただけます。

火葬後、お寺や霊園などで供養をお願いする際に、分骨証明書を提示して、火葬が行い分骨をしたことをお伝えします。

納骨後に分骨を行う場合

すでにお墓にご遺骨を埋葬してしまっていた場合に分骨を行うには、お墓を開けてご遺骨を取り出す必要があります。

まず、お寺や墓地・霊園の管理者に分骨を行うことをお伝えし、分骨証明書を発行していただきます。ご遺骨を埋葬しているお寺や霊園によっては新たに納骨・供養する先の書類の提出を求められることがありますが、手元供養を行う場合は書類は必要ありません。

ご遺骨をお墓から取り出す際は石材店に依頼し、分骨と合わせてお墓の改葬や墓じまいなどをするようであれば、開眼供養を執り行う必要がありますので、菩提寺や墓地・霊園の管理者に確認をし、司式者への依頼もしましょう。

分骨を行う際の注意点について

分骨を行う際は、事前にご遺骨の所有者やご親族との話し合いを十分に行っておきましょう。分骨に関する考え方は宗教的価値観や地域の慣習によって異なるため、無断で分骨を行ってしまうと、ご親族間でトラブルに発展してしまう可能性があります。

故人様もご自身のことでご親族が揉めてしまうことは望んでいらっしゃらないはずです。そのようなことを避けるためにも、分骨を行う際には必ずご遺骨の所有者やご親族の理解を得るようにしましょう。

また、各宗派の本寺(ほんじ)での供養を考えている場合は、本山での埋葬方法(本山納骨)を必ず確認しておきましょう。

本山納骨では、一般的にお預かりしたご遺骨を合祀して供養します。そのため、一度ご遺骨を収めてしまうと故人様のご遺骨を取り出すことができません。仮に、本山納骨とペンダントで手元供養をしていた場合に、ペンダントを紛失してしまうと、個別に供養をすることができなくなってしまいますので注意しましょう。

まとめ

分骨の手続き自体は難しいことではありませんが、ご遺骨の所有者やご親族への配慮がとても大切です。分骨後の揉めごとを避けるためにも、必ず十分に相談をし、皆の理解を得てから行うようにしましょう。


「葬儀知識」に関する記事

「喪中見舞い」の意味とマナー。喪中見舞いを送るタイミングや書き方とは?

「喪中見舞い」の意味とマナー。喪中見舞いを送るタイミングや書き方とは?

日本には古くから年末年始に年賀状を送り合う慣習があります。新年の挨拶と近況の報告が書かれているため、受け取る側は相手の近況を知ることができる非常に楽しみな便りですが、喪中を迎えられている場合は、年賀状を送ることができません。そこで、年賀状の代わりにお送りするのが「喪中見舞い」になります。 そこで今回は、喪中見舞いの意味や送り方、タイミングなど、喪中見舞いをお送りする場合のマナーについてご紹介します。

お墓の移転・撤去はどうすればいいの?改葬を執り行う際の手続きや流れ

お墓の移転・撤去はどうすればいいの?改葬を執り行う際の手続きや流れ

近年、「実家のお墓が遠くてお墓参りが大変」「親族のお墓が複数あるため1つにまとめたい」などの理由から、お墓を今ある場所から他の場所に移して供養する「改葬」をされたいというご相談を受けることが増えてきました。「改葬」という言葉自体あまり馴染みのないものですから、ご不安なことも多いと思います そこで今回は、お墓の改葬の手順や必要な手続き、注意点などについてご紹介します。

危篤とはどういう状態?危篤を告げられた時の心構えや危篤時に行うべきこととは?

危篤とはどういう状態?危篤を告げられた時の心構えや危篤時に行うべきこととは?

ご家族が入院している病院から危篤の連絡が入ったら、どうすればよいのでしょうか。このような辛い状況に直面してしまうと、大きなショックを受けてパニックになったり、右往左往してしまう方も少なくないと思います。しかし、ご家族の緊急事態ですので、やるべきことに迅速に対応しなければいけません。 そこで今回は、落ち着いて対応するためにも、ご家族が危篤に陥った時にやるべきことについてご紹介します。

霊供膳は何を用意すればいいの?霊供膳の料理や盛り付け、宗派ごとの並べ方

霊供膳は何を用意すればいいの?霊供膳の料理や盛り付け、宗派ごとの並べ方

法事・法要などの際にお仏壇にお供えする精進料理のお膳を「霊供膳(れいぐぜん/りょうぐぜん)」と言います。日常生活ではあまり馴染みがありませんが、法事・法要などの供養の場面において欠かせないお供えの1つになります。 そこで今回は、霊供膳の意味や献立、宗派ごとの並べ方などの霊供膳のマナーなどについてご紹介します。

関連する記事「葬儀知識」について

「喪中見舞い」の意味とマナー。喪中見舞いを送るタイミングや書き方とは?

「喪中見舞い」の意味とマナー。喪中見舞いを送るタイミングや書き方とは?

お墓の移転・撤去はどうすればいいの?改葬を執り行う際の手続きや流れ

お墓の移転・撤去はどうすればいいの?改葬を執り行う際の手続きや流れ

危篤とはどういう状態?危篤を告げられた時の心構えや危篤時に行うべきこととは?

危篤とはどういう状態?危篤を告げられた時の心構えや危篤時に行うべきこととは?

霊供膳は何を用意すればいいの?霊供膳の料理や盛り付け、宗派ごとの並べ方

霊供膳は何を用意すればいいの?霊供膳の料理や盛り付け、宗派ごとの並べ方

ご自宅でご家族が亡くなられていたらどうする?対応方法やご葬儀までの流れとは?

ご自宅でご家族が亡くなられていたらどうする?対応方法やご葬儀までの流れとは?