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2020-10-09

ご葬儀で行う合掌の意味とは?合掌の意味をはじめ、由来や正しい作法について

ご葬儀で行う合掌の意味とは?合掌の意味をはじめ、由来や正しい作法について

ご葬儀に参列した際や法事・法要の際に数珠を手に持って「合掌」を行います。ご葬儀の際に当然のように行っている合掌ですが、その意味や正しいやり方は意外と知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、合掌の意味や由来、合掌・礼拝の正しい作法についてご紹介します。

合掌とは

合掌という所作は、仏教が生まれたインドで生まれ、日本には仏教伝来と共に伝わってきました。合掌はサンスクリット語の「アンジャリ(añjali)」の訳で、インドの敬意を表す所作の一種が仏教に取り入れられたものです。

インドでは右手が清浄を、左手が不浄を表します。同様に仏教では右手が仏様の世界(極楽浄土)を、左手が現世(衆生:しゅじょう)を表しており、両手を合わせることで仏様の世界と現世が一体となり、成仏を願う気持ちを表しているのです。

また、仏教において合掌することは、相手への尊敬や敬意を表す意味があります。仏教が伝わったアジア諸国では、人とすれ違う際や別れる際の挨拶で両手を合わせることがありますが、この合掌「あなたのことを大切に思っていますよ。敬意を払っていますよ」ということを所作で表しているのです。

日常で行われる合掌の意味

日本では、日常生活の中において合掌という手を合わせる所作はよく見られます。例えば、食事の前に「いただきます」と言って目の前の食事に対して手を合わせますが、これは食べ物となった生命に対してお祈りをしてありがたくいただく、という気持ちを込めて合掌します。

また、インドや南アジアでは先でも取り上げましたように挨拶の所作として見られます。すれ違う際や別れる際などに合掌をして軽く会釈をすることで、相手への敬意を表すだけでなく、暴力的な意志がないことを伝えるという意味もあります。

つまり、日常生活の中で行われる合掌という所作は、「感謝」と「敬意」を伝える作法ということになります。

ご葬儀で行われる合掌の意味

ご葬儀は故人様が迷わず極楽浄土にいけるように送り出すための「葬送儀礼」であると同時に、故人様の現世との区切りをつけるための儀式でもあります。そのため、ご葬儀で行われる合掌は、「仏様の世界(極楽浄土)を表す右手と現世(衆生)を表す左手を合わせることによって成仏を願う」という本来の意味で行われます。

また、合掌には腹立ちを意味する「瞋恚(しんに)」や人の業と言われる「貪欲(とんよく)」、「愚痴」などを仏様の前で洗い清めていただく、という意味もあります。

つまり、ご葬儀において行われる合掌という所作は、故人様の心身を清めて仏様の世界(極楽浄土)に導いていただくことを願う作法ということになります。

合掌・礼拝の正しい作法

ご葬儀における合掌には正しい作法があります。以下で礼拝の流れと共に合掌の正しい作法をまとめましたので、ご参照ください。

1.両手をみぞおちの前あたりで合わせる。その際、手の角度は45度程度に保つ。

2.親指と人差し指の間に数珠を手にかけて軽く押さえる。

3.宗派に沿った念仏を唱えて上体を前に45度程度傾けて一礼する。

4.上体を起こして合掌をとく。

改めて正しい作法をやろうとすると戸惑うこともあるかもしれませんが、ご葬儀の際に周囲の方の所作を確認して、故人様の成仏を心を込めて願えば細かい動作に気を取られる必要はなくなるかと思います。

まとめ

普段何気なく行っている合掌という左右の手を合わせる行為には深い意味があったことがお分かりになったかと思います。合掌の意味を正しく理解すれば、故人様に対する供養の気持ちがより深くなるのではないでしょうか。


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