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2020-12-11

ご存命のうちに執り行う「生前葬」。生前葬の意味をはじめ、内容や注意点をご紹介

ご葬儀はこれまで亡くなられた際に執り行われるのが一般的でしたが、近年ではご葬儀のあり方の変化やご葬儀の形の多様化から、ご存命のうちにご葬儀を執り行われる方も増えてきました。これを「生前葬」と言いますが、実際にはよく分からない方も多いと思います。

そこで今回は、生前葬とは何なのか、どのような流れで執り行うのか、生前葬を執り行う上での注意点などについてご紹介します。

生前葬とは?

本人がご存命のうちにご本人の希望や意思によって儀式の場を設けて、ご家族やご友人などを招いて執り行われるのが「生前葬(生前葬儀)」になります。

ご存命のうちにお世話になった方や親しい方に感謝の気持ちを伝えたい、これまでのお礼をしたいといった目的で執り行われます。また、認知症の症状が進行する前に伝えておきたい内容も、生前葬であれば叶えられますし、後悔を防ぐもできます。

生前葬の内容について

生前葬の場合、内容もご自身で決めることができ、無宗教のお別れ会やパーティのような明るい雰囲気のような形式が多く、生前葬を執り行うご本人の意向を多く反映する形になっております。代表的な内容には以下のようなものがあります。

・主催者(ご本人)や招待客によるスピーチや歓談
・ご会食
・花束やプレゼントの贈呈
・人生を振り返る映像やスライドの投影
・思い出の曲を鑑賞
・ビンゴやカラオケなどの余興
・招待客のお見送り
・ご会葬のプレゼント

なお、司式者を招いて通常のご葬儀に近い形で執り行うこともできます。そういった意味でも生前葬の内容はそれぞれ異なっており多様性があるのです。

生前葬を執り行う上での注意点

ご本人が望まれる生前葬を執り行うためには、周囲の方々へのしっかりとした説明や内容の精選が重要になってきます。トラブルを避けるためにも、むやみに、そして、勝手に進めることは避けて、慎重に進めていきましょう。

以下では、生前葬を執り行う上での注意点についてまとめましたのでご参照ください。

ご家族やご親族としっかり話し合う

生前葬は、近年徐々に認知されてきてはいますが、まだまだ一般的なご葬儀の形式とは言えません。ご自身の理解が深くても、ご家族やご親族の同意なしに進めることは適切ではありません。そのため、ご家族やご親族としっかりと話し合い、生前葬に対する理解を得ることは非常に大切です。

どれくらいの人を招待し、どんな内容にするのかといった生前葬のイメージとそれにかかる費用が大まかに分かったら、まずご家族に相談しましょう。ご家族の理解が得られたら、ご親族の同意も得ておきましょう。

亡くなった後のご葬儀についても考える

生前葬を執り行ったら、亡くなられた後のご葬儀は執り行わなくてよいのかと言えば、そういうわけにはいきません。ご葬儀には、「遺された方のために行う」という役割もありますので、ご葬儀についてもしっかりと考えておきましょう。

生前葬に招待された際のマナー

近年では生前葬に関して認知される方が増えてきているため、ご家族やご友人から生前葬に招待される可能性もあります。一般的なご葬儀と生前葬ではマナーが異なる箇所もありますので、生前葬に招待された時のマナーについて押さえておくとよいでしょう。

服装のマナー

生前葬に参列する際の服装は、一般的なご葬儀のような明確なルールは決まっていません。そのため、生前葬に招かれた場合の服装に関しては、案内状に記載されている内容に従うか、主催者に直接確認するとよいでしょう。

香典のマナー

一般的なご葬儀では香典を持参しますが、生前葬の場合は「会費制」となるケースがあります。そのため、香典に関して明確な案内がないようであれば、主催者に会費の有無を確認するようにしましょう。なお、主催者が香典を辞退された場合は、主催者の意向に従うようにしましょう。

参列を辞退する場合のマナー

様々な事情から招かれた生前葬への参列が難しい場合は、主催者に辞退する旨を伝えましょう。主催者は招待状を基に会場や食事などの用意をするため、なるべく早急に連絡するようにしましょう。

まとめ

テレビドラマで放映されたり、有名人が生前葬を執り行ったことで「生前葬」は広く知られるようになってきました。生前葬は自由度が高く、ご本人の希望を多く叶えることができますが、生前葬を執り行う場合は、きちんとご家族やご親族と話し合って、ご本人だけでなく、ご家族もご親族も納得できる形で執り行うことが大切です。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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