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2021-02-05

供養塔とはどんなもの?供養塔の意味や種類、費用相場などについてご紹介

亡くなられた方やご先祖様の供養のために建てられる石塔を「供養塔」と言います。供養塔は全国各地にあり、誰しも一度は目にしたことがあると思います。近年では、少子高齢化による影響や遠方にお住いのためにお参りが難しい場合はもちろんのこと、ご先祖様を合祀する際など様々な理由から、供養塔を用いられる方が増えてきています。

そこで今回は、供養塔がどういうもので、どのような種類があるのかなど、供養塔の基本的なことに関してご紹介します。

供養塔とは?

供養塔とは、文字通り亡くなられた方やご先祖様の供養のために建てられる石造りの塔のことを言います。霊園や墓地で墓石の周囲に併設されていることがあるため、目にされたことがある方は多いと思います。

また、その他にも供養を行うための集いを行った記録としたり、天災や戦争などで亡くなられた方々を慰霊し偲ぶために建てられることもあります。この場合は、亡くなられた方々のゆかりの地に建てられるため、全国各地に供養塔が点在しています。

近年では、少子高齢化のためにお墓を継承される方がいなくなってしまったり、ご親族が遠方にお住いであったりすることから、永代供養の埋葬方法として供養塔が選ばれることが増えてきています。

供養塔の種類や形状

供養塔の形状には様々なものがあり、仏教においては以下のような供養塔が存在しています。

1)五輪塔(ごりんとう)
古代インドにおいて宇宙の五代構成要因である空風火水地を表わす5つの石材から成ります。

2)宝篋印塔(ほうきょういんとう)
台座部分である基部と本体である塔身、屋根のような形状の笠とその上に取り付けられた棒状の相輪から構成されます。

3)多宝塔(たほうとう)
釈迦と多宝の二仏を祀るために、初重は方形で二重の軸は円筒形、屋根は同じく方形となっています。

4)石塔婆(いしとうば)
「板碑(いたび)」とも呼ばれる石板状の供養塔になります。

5)無縫塔(むほうとう)
主に住職の墓に用いられ、塔身に縫い目・継ぎ目がない形状になっています。

供養塔を建てる際の費用相場

供養塔を建てる際の費用は、供養塔の大きさやデザイン、石材の種類、供養塔を建てる場所などによって異なってきます。なお、お墓に建てる墓石と同じくらいの大きさで、一般的には50~150万円が相場とされています。

供養塔とお墓の違い

供養塔は、先に述べたように霊園や墓地にお墓の横に併設されており、広い意味ではお墓に建てる墓石は供養塔に含まれるのですが、供養塔とお墓にはどのような違いがあるのでしょうか。一般的に供養塔とお墓の意味合いは以下のように使い分けがなされています。

・供養塔
大昔に亡くなられた故人様や個人として特定することができない死者、比較的多人数の方々を対象として建てられる。自治体や団体が管理することが多い。

・お墓
基本的に個人やご家族・ご親族などの比較的狭い範囲の方々が埋葬の対象となります。管理は納骨堂や永代供養墓を除き、個人や家族単位になることがほとんど。

まとめ

近年、ご先祖様を手厚く供養するためや永代供養の1つとして一般家庭でも供養塔を選ばれる方が増えてきています。合祀墓や納骨堂などの他の永代供養と比べると少々高額ではありますが、寺院によっては比較的安価であったり、宗教宗派に関係なく受け入れてもらえることもありますので、検討をされている方やご興味のある方は一度寺院に相談されるとよいでしょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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