意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
意外と知らない葬儀の知識やマナー、お悩みをわかりやすく解説・解決
知っておきたい葬儀の知識
知っておきたい葬儀の知識
動画でみる葬儀の知識へ動画でみる葬儀の知識
さいたま市の葬儀社セレモニーのHPへご葬儀はくらべて選ぶ時代
お問い合わせ・資料請求はこちら
お電話よる資料請求・お問い合わせ0120-41-1147

葬儀費用の一部を申請できる埋葬料とは?埋葬料の申請方法や支給額とは?

公開日2021/03/05|最終更新日2021/03/05

葬儀費用の一部は、申請することで「埋葬料」として戻ってくる制度があります。ご葬儀や埋葬、法事・法要などで出費がかさむ中、一部であってもお金が戻ってくるようであればありがたいことですので、積極的に利用したい制度だと言えます。

そこで今回は、亡くなられた後に支払われる「埋葬料」について、葬祭費との違いや埋葬料の申請の仕方などについてご紹介します。

埋葬料とは?

全国健康保険協会が運営している健康保険(協会けんぽ)の加入者が亡くなられた際に支給される給付金を「埋葬料」と言います。加入者以外が亡くなられた場合も支給され、加入者が養っていたご家族が亡くなられた場合には「家族埋葬料」という名目で支給されます。

注意点としては、自動的に支給されるものではない点です。埋葬料と家族埋葬料は、申請によってはじめて支給される上、期限内に申請しなければいけませんので注意しましょう。

支給される額については、埋葬料・家族埋葬料ともに、5万円を上限として定められています。なお、組合によっては独自に付加給付が行われる場合もあります。

埋葬料の申請方法について

埋葬料と家族埋葬料は、先にも述べたように申請しないと受け取れません。また、申請には「死亡日の翌日から2年以内」という期限があり、申請できる方も定められているため、該当する方は忘れずに期限内に手続きをするようにしましょう。

埋葬料を申請できる権利を持つのは、加入者が養っており埋葬を行った方になります(家族埋葬料の申請できる権利を持つのは加入者)。

埋葬料の申請をする際には一般的に以下のような書類が必要になります。

・健康保険埋葬料(費)支給申請書
・健康保険証
・埋葬許可証か死亡診断書(コピー可)
・葬儀費用の領収書など葬儀を行った事実と金額がわかるもの

上記の書類を添えて、健康保険組合または全国健康保険協会に申請をしましょう。なお、上記以外にも必要な書類があることもありますので、念のため、事前に問い合わせておくと安心です。

埋葬料と葬祭費の違い

埋葬料と似たような意味を持っている言葉として「葬祭費」があります。葬祭費も埋葬料と同様に葬儀費用の一部が戻ってくる制度ですが、埋葬料が健康保険(協会けんぽ)の加入者やその扶養家族が亡くなられた際に支給されるのに対し、葬祭費は国民健康保険の加入者やその扶養家族にも支給されます。

つまり、故人様が会社員で健康保険に加入されている場合には「埋葬料」、故人様が個人事業主や自営業者の方で国民健康保険に加入されている場合には「葬祭費」となります。

また、埋葬料の支給額が5万円を上限とするのに対し、葬祭費の支給額は自治体によって異なっており1~7万円前後の支給額になります。

相続税の申告について

ご家族やご親族が亡くなり、財産を相続するとなると「相続税」について考えなくてはいけません。ただし、相続税を申告する準備をしている際に、相続財産に分類されるかどうかわからないものが出てくると思います。給付を受けたお金はその代表格と言えます。

今回ご紹介している埋葬料や葬祭費に関しては相続財産には含まれません。これは国民健康保険法や健康保険法で定められているように、保険給付として支給されたお金に関しては相続財産には該当しないため、相続税を申告する必要はなく、相続税の計算にあたって葬儀費用から控除をする必要もありません。

まとめ

ご葬儀において葬儀費用の負担は大きく、一部でも費用が戻ってくる埋葬料はできるだけ活用したい制度になります。しかし、ご葬儀やその後の忙しさの中で意外と忘れてしまいがちですので、忘れないうちに申請を行っておくことをおすすめします。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


「葬儀費用」に関する記事

葬儀費用は故人の貯金から払っても良い?金額相場は?貯金を引き出す際の注意点も解説

葬儀費用は故人の貯金から払っても良い?金額相場は?貯金を引き出す際の注意点も解説

ご葬儀は突然の出来事として訪れることが多く、ご遺族にとっては費用を急いで準備しなければならない場面も少なくありません。そのため、すぐに資金を用意するのが難しい場合、故人様の貯金を費用に充てられないかと考える方も多いでしょう。 そこで当記事では、ご葬儀費用を故人様の貯金から支払ってよいのか詳しく解説します。また葬儀費用の相場、故人様の貯金使用に伴う相続トラブルの回避方法についても分かりやすくまとめてまいります。

最終更新日2025/08/01

ご葬儀代は誰が払う?支払い前に確認すべきことも解説します

ご葬儀代は誰が払う?支払い前に確認すべきことも解説します

近年においてのご葬儀は、代金を支払って葬儀社に依頼することが一般的です。費用はご葬儀の規模や内容により異なりますが、多くの場合でまとまった支出が発生します。喪主が支払う場合が多いものの、ご親族同士で負担し合うパターンも少なくありません。 そこで当記事では、ご葬儀代の負担者について、費用工面の方法、ご葬儀代の相場、支払う前に確認すべき事柄まで、詳しく解説していきます。

最終更新日2024/12/06

葬儀代が払えない場合はどうすればいい?対処法や安く抑える方法を紹介

葬儀代が払えない場合はどうすればいい?対処法や安く抑える方法を紹介

故人様が亡くなられた時に、ご遺族は通夜やご葬儀、告別式に火葬など、さまざまな儀式を経なければならない局面に立たされることでしょう。しかしながら、ご葬儀の費用は決して安くないため、故人様に対する哀悼の意はあっても、費用が捻出できず大変な思いをする方もいらっしゃるかもしれません。

最終更新日2023/11/24

会葬御礼と香典返しの違いは?マナーや費用相場、添えるお礼状の文例も紹介します

会葬御礼と香典返しの違いは?マナーや費用相場、添えるお礼状の文例も紹介します

ご葬儀に参列していただいた方にお渡しする品を「返礼品」と呼びます。返礼品を指す言葉として「会葬御礼」「香典返し」がよく使われますが、実は別の意味を持つ言葉ということをご存じでしょうか。今回は、会葬御礼と香典返しの違いについて解説していきますので、双方の違いが分からないという方は参考にしてみてください。

最終更新日2023/08/25

関連する記事「葬儀費用」について

葬儀費用は故人の貯金から払っても良い?金額相場は?貯金を引き出す際の注意点も解説

葬儀費用は故人の貯金から払っても良い?金額相場は?貯金を引き出す際の注意点も解説

最終更新日2025/08/01

ご葬儀代は誰が払う?支払い前に確認すべきことも解説します

ご葬儀代は誰が払う?支払い前に確認すべきことも解説します

最終更新日2024/12/06

葬儀代が払えない場合はどうすればいい?対処法や安く抑える方法を紹介

葬儀代が払えない場合はどうすればいい?対処法や安く抑える方法を紹介

最終更新日2023/11/24

会葬御礼と香典返しの違いは?マナーや費用相場、添えるお礼状の文例も紹介します

会葬御礼と香典返しの違いは?マナーや費用相場、添えるお礼状の文例も紹介します

最終更新日2023/08/25

玉串料とは?ご葬儀や結婚式で必要?初穂料との違いや金額の相場を解説します

玉串料とは?ご葬儀や結婚式で必要?初穂料との違いや金額の相場を解説します

最終更新日2022/09/26




埼玉・東京・千葉葬儀場のご案内