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2021-03-26

お墓の永代使用料とは?地域ごとの相場や永代供養料・管理費との違いとは?

お墓を検討する際によく聞くのが「永代使用料」になります。似たような言葉に永代供養料や管理料がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。お墓には費用に関する言葉にはその他にもいくつかありますので、混乱される方も少なくないと思います。

そこで今回は、永代使用料とはどういうものなのか、永代使用料の相場などについてご紹介します。

永代使用料とは?

永代使用料(えいたいしようりょう)は、お墓の土地(墓地)を使用する権利を得るために支払う料金のことを言います。分かりやすく言えば「墓地代」とも置き換えることができます。

永代使用料は、墓地の管理を行っている寺院や霊園に支払います。支払いが完了すると「墓地の使用許可証(永代使用承諾書)」が発行されて、墓地を使用することができるようになります。

なお、お墓の永代使用料を支払うタイミングとしては、墓地を契約する際の一度だけになります。「永代使用料は毎年払うの?」と心配される方もいらっしゃいますが、毎年払うものではありませんので、ご安心ください。

永代使用料は「使用権」であって「所有権」ではない

よく勘違いをされる方がいらっしゃいますが、永代使用料を支払うことで得られるのは、墓地の「所有権」ではなく、「墓地を使用する権利」になります。

墓地の所有者は管理者、寺院墓地であれば住職、公営霊園であれば自治体の首長になります。そのため、墓じまいなどにより墓地が不要になったからといって、墓地を勝手に貸したり、売ったりすることはできません。不要になった墓地は管理者に返還しなくてはいけません。返還したとしてもお金が戻ってくることもありません。

永代使用料の相場

永代使用料は、マンションやアパートなどと同様に、立地条件・広さ・設備などによって価格が変動します。また地価にも比例するため、地域差による価格の変動が大きいのも特徴です。

全国的な相場としては、大体60~100万円になります。以下では約1.20平米の面積で算出した大まかな相場についてまとめましたので、ご参照ください。

地域 永代使用料
埼玉県 約30~50万円
東京23区 約160~200万円
東京23区外 約40~60万円
千葉県 約20~40万円
神奈川県 約40~60万円

永代供養料や管理費との違い

永代使用料と言葉や意味が似ているものに、「永代供養料」と「管理費」があります。それぞれ永代使用料とはどのような違いがあるのでしょうか。以下ではそれぞれの違いについてまとめていきましたので、ご参照ください。

永代供養料との違い

永代使用料が墓地の使用権を得るために支払うものであるのに対し、永代供養料は「ご遺骨を永代にわたって供養してもらうために支払うもの」になります。永代供養料について、より詳しく説明すると、お墓の維持管理を自分たちで行うことが難しくなった際に、代わりにお寺や霊園の管理者に供養をしてもらうのに必要なお金になります。

近年では、少子高齢化の影響によってお墓を守る承継者がいなくなってしまい、墓じまいをされる方が増えてきています。永代供養料はそのような課題を抱えていらっしゃる方が、供養を自分たち以外にお願いをするときにかかる費用になるのです。

管理費との違い

永代供養料のほかに、もう1つ永代使用料と勘違いされることが多いのが、「(お墓の)管理費」になります。

永代使用料は墓地を使用する権利を得るために支払うお金であり、支払うタイミングとしてはお墓を契約したタイミングのみになります。それに対して管理費は、お寺や霊園の維持のために毎年支払う「維持費用」になります。

お寺や霊園にも施設や設備があり、それらを維持するには私たちと同様にお金が必要になります。そのため、私たちがお墓参りをする際に、安全・快適に利用するために、毎年管理費を支払うのです。

まとめ

今回取り上げた永代使用料や永代供養料などは、お墓の今後を考える上で非常に大切な知識になりますので、きちんと身に付けておきましょう。なお、永代供養料は今回の記事で取り上げたように地域によって変わってきます。立地条件のよい場所や人気の霊園などはすぐに墓地(区画)が埋まってしまうため、見学されて気に入った場所があれば一度仮申し込みしてもよいでしょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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