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2021-05-07

お守りを手放す際はどうすればいい?お守りの有効期限や手放す際の注意点

私たち日本人にとって非常に身近な存在である「お守り」。初詣や受験などの際にお守りをご家族からいただいたことがある方は多いと思います。しかし、このお守りですが、願い事が成就したり、役目を終えた場合、どのように手放せばよいのでしょうか。

そこで今回は、意外と知らないお守りを手放すタイミングや正しい手放し方などについてご紹介します。

お守りを手放すタイミングとは?

お守りには実は有効期限があることをご存知でしょうか。お守りは基本的にそのお守りを授かってから1年でご利益が切れてしまうとされています。そのため、お守りを手放すタイミングとしては、ご利益が切れてしまうとされている1年が経過する時や1年が経過する前に願い事が叶った時がお守りを手放したり、新しいものにするタイミングとされています。

「物を長く使用するのがよい」という価値観もありますが、1年間所有していたお守りはその分、厄を受けてしまい神仏の力が弱まってしまい、それ以上長く所有していると悪い気を呼び込んでしまうともされています。

このように、お守りを手放すのがよいタイミングというものはあるとされていますが、必ず手放さなければいけないというわけではありません。そのため、思い出深いお守りといった記念として残しておきたいものであれば無理に処分する必要はありません。

ただし、その場合にはお守りを授かった寺社に「お礼」としてお賽銭をするのがよいとされていますので、時間を見つけてお参りにいくとよいでしょう。

正しいお守りの手放し方とは?

お守りを手放すといってもどのようにすればよいのでしょうか。お守りは神聖なものですので、しっかり最後まで丁寧に扱いたいものです。そこで以下でお守りを手放す際の方法をまとめましたので、ご参照ください。

お守りを授かった寺社に返納する

お守りを授かった寺社にお守りを返納してお焚き上げをしていただく方法です。

お守りを授かった寺社にお守りを返納する場合、無料もしくはお賽銭をすることで対応していただけることが多いようです。ただし、寺社によっては返納するお守りが多い場合には、いくらか頂戴していることもあるようです。

お守りを返納する予定の寺社がどうやって返納を受け付けているのかについては、事前にホームページや電話で確認しておくとよいでしょう。

なお、お焚き上げについては以下の記事で詳しく取り上げていますので、ぜひご参照ください。

お焚き上げはどうすればいいの?お焚き上げの意味や場所について

遠方の寺社に返納する

引っ越しなどによってお守りを授かった寺社に持参して返納するのが難しくなった場合に、お守りを授かった寺社にお守りを郵送して返納及びお焚き上げをしていただく方法です。

なお、お守りを授かった寺社が郵送での返納を受け付けていないようであれば、同じ宗派のお寺やどこの寺社のお守りであっても郵送による返納を受け付けてくださる寺社に依頼をしましょう。

この場合も、先ほど取り上げたように寺社によって返納にかかる手順や費用は違っています。そのため、事前にホームページや電話で確認しておきましょう。

「どんど焼き」に出す

どんと焼きは、神社の境内や田んぼなどでお正月のしめ縄やお飾りなどを焼く行事になります。どんと焼きは地域によって呼び方が異なり、「鬼火焚く(九州)」「とんど焼き(関西)」「左義長(近畿・北陸)」などと呼ばれます。

どんと焼きに出す場合、お焚き上げとは違って供養についてはご自身で執り行う必要があります。もし、お守りにしっかり感謝の気持ちを伝えて手放したい場合には、後述する「ご自宅で焼却する」で取り上げた方法で供養を執り行った後にどんと焼きに出すようにしましょう。

ご自宅で焼却する

ご自身でお守りを焼却する方法になります。この場合、お守りに直接火を付けるのではなく、1つまみの塩と一緒に白い半紙に包んでから火に入れるようにします。

<お守りをお清めする方法>
1.机や床に白い半紙や和紙を広げます。
2.白い半紙や和紙の上にお守りをおき、塩を左に一回、右に一回、最後にもう一度左に一回かけます。
3.この際の塩の量は一掴み程度で十分です。
4.最後は、下に敷いた白い紙にお守りを包み可燃ゴミとして処分します。

3畳程度のスペースがあればお守りの焼却はできますが、近所迷惑になりそうな場所は避けるようにしましょう。また、ベランダでお守りを焼却するのは火の粉が飛び移って火災に発展してしまう危険性があるため、絶対にやめましょう。

燃えるゴミとして出す

お守りはご自身でお清めをすることで、可燃ゴミとして出すことができます。ご自身で焼却する時と同様に、しっかりとお清めしてお住いの地区のルールに則って出しましょう。なお、その際は可燃物と不燃物を分けるためにお守りの装飾を外していく必要がありますので、注意しましょう。

お守りを手放す際の注意点

お守りを手放す際に間違いやすいポイントがいくつかあります。お守りを手放すことを考えている方は気を付けましょう。

お寺にはお寺の、神社には神社のお守りを返納する

一言にお守りと言ってもお寺から授かったものと神社から授かったものは別のものと考えなくてはいけません。お寺では仏教の教えを、神社では神道の教えを守っています。また、各寺社において宗派や解釈が異なるため、お守りの取り扱いも異なりますので、注意しましょう。

事前に寺社に確認をする

先にも取り上げたように、お守りを返納する場合はお守りを授かった寺社に依頼します。他の寺社のお守りでも受け取ってもらえることもありますが、寺社の中には家庭ごみを持ち込まれてしまうなどの迷惑行為が起きてしまい、その対策として自分のところのお守り以外受け入れていないことがあります。

このような状況下で寺社に事前の確認無しにお守りを置いていってしまうと、家庭ゴミとして捨てられてしまう可能性があります。

お守りを授かった寺社以外のところでお守りを返納する場合には、必ずその寺社に了承をちゃんと得た上で出すようにしましょう。

まとめ

お守りを手放す際には様々な方法があります。どのような方法であっても大切なことはそのお守りに対する感謝の気持ちを持つことです。祈願したことが成就したかにかかわらず、しっかりお礼を伝えてから手放すようにしましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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