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2022-05-06

互助会とは?お得にご葬儀ができる?メリットと注意点、用相場を解説します

「冠婚葬祭」とよくセットで耳にする言葉に、「互助会」があります。しかし、新聞の折込チラシやCMでも耳にする「互助会」とは、一体どのようなものなのでしょうか。結婚式やご葬儀の費用が安価でサービス(役務)を受けられるのが「冠婚葬祭互助会」です。

そこで本記事では、ご葬儀における互助会の役割やメリットと注意点、費用相場について解説していきます。互助会への入会を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

互助会とは

互助会とは、もともと相互扶助の精神から生まれたサービスです。多くの人が少しずつお金を出し合い、万が一の自体が発生したときに当事者の負担も少なくするという目的で始まりました。

同じ相互扶助の精神から作られたサービスに保険や共済がありますが、これらと互助会はサービスの受け取り方が違います。保険や共済は料金を負担してもらうことを目的としていますが、互助会は掛け金や契約内容に応じた「サービス」を受けられます。

保険・共済・互助会は、どれも戦後間もない時代に生まれたサービスです。当時は食べるものも着るものもなく、人々は冠婚葬祭の衣装や道具を用意する余裕がありませんでした。

そこでみんなでお金を出し合って購入し、順番に使用していこうという助け合いの考えが互助会の始まりです。この考え方が日本全国に広まり、現在の互助会というカタチを作り出していきました。

現代では200社を超える互助会業社が存在し、そのすべてが経済産業大臣から許可を受けた「経済産業大臣許可事業」です。互助会は「割賦販売法」の「前払式特定取引業」に該当するため、必ず経済産業省の許可を得なければいけません。

経産省の許可を得るためには、事業計画や財務内容、約款の内容など細かな厳しい審査を通過する必要があります。つまり、全国各地のある互助会のすべては国から許可を得た事業であり、安心して利用できます。

互助会の5つのメリット

互助会には主に5つのメリットがあります。それは「突然の即対応が得られる」「ご葬儀の費用を抑えられる」「ご葬儀以外のサービスもある」「ご家族全員がサービスを利用できる」「互助会の権利は譲渡できる」の5つです。

次の項目ではこれら5つについて詳しく解説していきます。

➀突然の出費を避けられる

不幸とはいつどのようなタイミングで起こるか分かりません。結婚式であれば事前に積み立てておけますが、ご葬儀費用は突然必要になってしまう場合があります。

しかし、互助会に加入していれば費用の一部を補うサービスを受けられます。会場の確保やその他の手配もスムーズに行えるのも嬉しいポイントです。

➁ご葬儀の費用を抑えられる

互助会に入会している方とそうでない方では、ご葬儀の総合支払額が変わってきます。互助会の会員にはさまざまな特典があるため、それらを活用すると会員でない場合に比べて安価にご葬儀を執り行えます。

➂ご葬儀以外のサービスもある

互助会では、冠婚葬祭の他にもさまざまなサービスを用意している企業が多いです。例えば、お得に旅行ができたり、特定のサービスを割引価格で利用できたりといった内容です。

➃ご家族全員がサービスを利用できる

互助会は、加入者のみでなく加入者のご家族全員がサービス対象です。父親名義で加入していた場合は子の結婚式で、子の名義で加入していた場合は親のご葬儀でもサービスを受けられます。

同居していない場合でも、「親族間利用申請」の手続きを行えば利用できる場合もあるので、加入を検討している互助会がどのような対応をしているのか確認してみましょう。

➄互助会の権利は譲渡できる

互助会のサービスを受ける権利は譲渡できます。例えば、結婚式が入会目的であったが、もう済んでしまったので友人に権利を譲渡するといった場合に、権利の譲渡が可能です。

互助会の2つの注意点

ここからは、互助会の注意点について解説していきます。注意点といっても、入会時に説明される内容ばかりですので、入会する前に把握しておきましょう。

注意点は主に2つ、「ご葬儀の出費がなくなるわけではない」「解約時に支払った全額は戻ってこない」という点です。

➀ご葬儀の出費がなくなるわけではない

毎月お金を積み立てているからといって、ご葬儀の費用をすべてまかなえるわけではありません。互助会の会員だからこそ受けられるサービスもありますが、希望のご葬儀を行うには追加で費用を支払う必要があります。

互助会で提供していないサービスの一例が、香典返しや料理などです。

互助会に入会する際には、どのようなサービスが受けられて、いくらの追加費用を払えば希望のご葬儀が執り行えるのか、事前に把握しておく必要があります。

➁解約時に支払った全額は戻ってこない

互助会を途中で解約した場合、掛金のすべてが戻ってくるわけではありません。基本的には、積み立てた金額から解約の手数料を差し引いた額が手元に戻ってきます。解約手数料は一律ではなく積立回数や加入時期によって変わるため、積立回数によっては積立金が返ってこない場合があります。

解約にトラブルはつきものです。しかし、事前に解約条件を把握しておくことで、いざ解約しなければならない状況になったとしても、未然にトラブルを防げるでしょう。

互助会に入る方法と費用相場

互助会に入会する方法は、実際に互助会の担当者に会う方法です。

担当者に直接話を聞きたい場合は希望する互助会へ電話し、加入したい旨を伝えます。その後は担当者からの説明を受け、申込書に必要事項を記入して初回金を支払いすると入会は完了です。

掛け金の相場はその会社によってさまざまです。月掛会費と積立期間によっても変わってきますが、会費1,000円~6.000円程とご家庭の予算に合わせた会費となります。

まとめ

互助会とは、相互扶助の精神から生まれた冠婚葬祭に特化した業者です。経済産業省の認可がなければ営業ができないため、すべての互助会業社が安心できます。

毎月少額の積み立てを行うだけで、いざというときの出費が軽減されます。事前にメリット、注意点を把握し、うまく活用していきましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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