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40代から終活は早い?40代から終活を始めるメリットを解説!

公開日2024/08/16|最終更新日2024/08/16

40代はまだまだ若く、終活を始めるのに適した時期であることに気づいていない方も多いでしょう。終活は、自らの死を想定して行う内容だけではありません。今後いかに生活しやすくできるかを計画し、安定した人生を送るための準備にもなるのです。

ここでは、40代から終活を始める内容や、終活によって生じるメリットを解説いたします。

そもそも終活とは

終活は人生の締めくくりとして、残されたご家族へ迷惑をかけないために活動するという認識が浸透しています。しかしながら、終活にはそれ以外の目的も含まれています。ご自身の生活設計を意識し、後悔のないような人生を送るための行動が終活なのです。

さまざまなものを整理していくことで、今後のライフプランを立てやすくなります。活動の中では、頭を使う資産整理や体力のいる荷物の整理(断捨離)など、大変な行動にいくつも直面するでしょう。すなわち、若いうちに行動を起こすことが終活成功のポイントとなるのです。

終活を40代から始める方もいる

近代において、40代からの終活はまだ早すぎるのではないか、と感じる方が多くいます。そのような中で、なぜ終活を始めようと思い立つ方がいるのでしょうか。その想いには、以下のような事情が関連しているケースがほとんどです。

きっかけ➀:病気になった

40代で終活を考える方で一番多いパターンは、病に倒れた場合や怪我を負った時です。病床に伏せるほどの状態でなくとも、ご自身の将来、ご家族への心配など多くの不安が頭をよぎります。

中でも、日常生活に支障をきたすことがあればなおさらです。そのような時に最悪の事態を考えて、終活を始める方も少なくありません。

きっかけ➁:親族が亡くなった

大切なご親族や、親しくお付き合いされて いた方が亡くなった際も、ご自身の終活を始めるきっかけになることがあります。特に祖父母の方やご両親の死に直面すると、残されたご家族の心情や遺産について、ご自身が亡くなった時はどうなるのか考えるきっかけになるはずです。

きっかけ➂:「おひとりさま」であり将来に不安を感じた

近年では考え方やライフスタイルの多様化により、生涯独身を貫く選択をする方も少なくありません。おのおので誰にも縛られず自由に生きていく生活は、ストレスも少なく快適ですが、不安も伴います。

それは、健康を害した時や緊急時に頼れる方がいないこと、そして仕事を手放した後の貯蓄や生活についてです。今後の心配をクリアにしていくためにも、さまざまな資産整理や安寧に生活するための準備、形にしておきたい想いをデータとして残しておくことが必要です。

40代から終活をするメリット

40代からのさまざまな準備は、ご自身の今後の人生に大きなメリットをもたらす重要な行動となるのです。ここからは、40代から始める終活の具体的なメリットをお伝えしていきます。

メリット➀:体力・判断力のあるうちに終活できる

高齢へ近づくにつれて、行動力や判断力に衰えが出ます。体が弱り切ってからでは、体力の消耗などで、思うような終活が進められなくなる可能性が高いです。40代の若いうちに、いろいろな準備を進めていくことで、その後の人生における選択肢も広がります。

メリット➁:老後に備えられる

40代は人生の折り返し地点であり、人生の半分を過ぎたところで考えなければならないのは、老後の生活プランです。保険の見直しや貯金額、今後の生活のために貯蓄する計画を早めに立てられれば、体が弱り切った老後に苦労す ることも少なくなるはずです。

メリット➂:親と一緒に終活を進められる

ご自身の終活をきっかけに、まだ終活に手をつけていない親の手伝いをすることもできます。親へ手を貸していくことによって、ご自身の終活でも何を重点的に行えば良いかが見えてくるでしょう。

40代の終活で行うこと

ここからは、40代の終活で行う具体案をご紹介します。

エンディングノートを書く

エンディングノートとは、ご自身の生きてきた経歴を振り返り、万が一の時に備えてご自身の情報をまとめておくツールです。エンディングノートは、何をどこから調べ、どのような内容を書けばいいのかといった手順が記載されているものも多いです。そのため、初めて手にする方も記入しやすいのではないでしょうか。

ただし、書き方に決まりはありませんし、どう書いていくかは個々の自由ですので、何を記載しても問題ありません。今後の人生を安心して過ごすためにも、エンディングノートを一つの礎として存分に活用していきましょう。

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断捨離をする

家の不用品を処分することも、重要な終活の一つです。地味な作業のようですが、実はこれには多くの気力と体力を要します。まず、片付ける範囲のものを取り出し、必要なものといらないものに分類しましょう。いらないものは、分別してゴミに出します。

1~2年以上使用していないものに関しては、今後も使用する可能性が低いため、よほどの思い入れがない限り思い切って処分する勇気も必要です。価値がありそうな品物があれば、フリマアプリやリサイクル専門店へ持ち込んで換金するのも良いでしょう。

財産目録を作成する

亡くなった方がご家族であったとしても、自分自身が所有しているもの以外の資産を取り扱うのは困難を極めます。残されたご家族に迷惑をかけないためにも、財産の目録を整えておくことは非常に大切です。

ネット銀行を含む使用している銀行、株、有価証券、不動産、価値ある美術品などの資産は、USBなどのデータ、あるいはエンディングノートにまとめておきます。残っているローンや借金など、いわゆるマイナス要素になる負債も財産の一部となりますので、赤字表記させて目立たせておくなどの工夫が必要です。また、使用していない銀行口座に関しては、早めに解約しておくと良いでしょう。

医療・介護の希望をまとめる

40代の若さであっても、病気や怪我をしないという保証はありません。突然の認知症や病気、大きな怪我で動けなくなる場合も想定する必要があるでしょう。脳梗塞などといった緊急の疾患で、ご自身の希望を伝えられなくなってしまう方もいます。

いざという時に、どのような医療ケアをとってほしいかをエンディングノートに記載しておけば、動けない状態でもご自身の要望を叶えられます。

ご葬儀・お墓について考える

ご自身のご葬儀やお墓の用意も、若いうちに行うのが得策です。ご葬儀、お墓いずれも用意するには多額の費用が必要であり、選択にも時間がかかります。亡くなってからその全てをご家族に託すのは、大変な負担を強いることになります。

ご自身とご家族の未来を見据え、ご葬儀関連の手続きが円滑に進むよう、事前に準備をするのが賢明です。

まとめ

体力のある40代のうちから行う終活は、今後の人生にさまざまなメリットをもたらします。今後の生活を安定させ、充実した毎日を送るためにも、早めに行動することが大切です。終活は、今後の人生における幸せの鍵となってくれるでしょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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