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ご葬儀での「参列」と「列席」の違い|意味・使い方を文例付きで解説します

公開日2025/05/16|最終更新日2025/05/16

ご葬儀に参加する際の使われる言葉として、「参列」や「列席」があります。「参列」と「列席」は、格式の高い式典などに出席する際に用いられる言葉です。しかし、それぞれ使用するケースが異なるため、注意しなくてはなりません。

本記事では、ご葬儀における「参列」と「列席」の使い分けや言葉の意味、使用するための文例を交えて解説いたします。

ご葬儀での「参列」と「列席」の違い

「参列」と「列席」は、ともに「出席する」という意味です。出席は会社の会議や同窓会、年末の忘年会、合宿などの日常的な集まりでよく使用されるため、ややカジュアルな印象を与えてしまいます。

厳粛な雰囲気の中で行われるご葬儀では、格式を重んじることから、「参列」や「列席」が使用されることが多いです。また、「参列」と「列席」は、それぞれ以下のような違いがあります。

【参列、列席それぞれの意味合い】

参列・・・ご葬儀に参加した方に用いられる言葉です。喪主の方やご遺族とのやり取りで、参加した側が自身を「参列した」と表現し、相手の方に敬意を表する意味となります。

参列は、相手の方を立てる謙譲語です。「(こちらから)参る」という意味を持っているため、ややへりくだっている印象になります。

列席・・・列席は、喪主やご遺族が、ご葬儀に参列した方々に対して使用します。使用する場面は、主に挨拶時やお礼を述べる時などです。列席には、主催者側が参列者の方々に敬意を表す意味が含まれています。

「参列」と「列席」の使われ方が違う

「参列」は、招かれる側の参加者が自身を指して使用する言葉であり、「列席」は招く側(ご葬儀における喪主やご遺族)が、参加者に対して使う言葉です。間違って使用してしまうと、相手の方を不快な気持ちにさせてしまう可能性もあるため注意しましょう。

ご葬儀で「参列」と「列席」を使用する例文

ここからは、ご葬儀における「参列」と「列席」を使用した例文をご紹介していきます。

「参列」の例文

「参列」は、ご葬儀に招かれる側(参加者)使用する言葉です。例文は、以下のようなものが代表的です。

・告別式に参列させていただきます。

・先日、友人のお通夜に参列しました。

・お通夜に参列したいので、日時をお教えいただけますでしょうか。

「列席」の例文

「列席」は、ご葬儀に招いた側が使用する言葉です。例文は、以下のようなものが代表的です。

・ご列席くださいまして、誠にありがとうございます。

・ご列席の皆様には、こちらに送迎バスをご用意しております。

・ご列席の皆様、本日はご多忙の中お集まりいただき、誠にありがとうございます。

「参列」「列席」によく似た単語

ここからは、「参列」や「列席」に似ている熟語について、その違いを解説いたします。

弔問

弔問(ちょうもん)とは、故人様が亡くなったことを知った上で、ご遺族の方々を尋ねてお悔やみを伝えるという意味です。本来、ご葬儀に参列することも弔問に含まれます。しかし、近年ではお通夜や告別式に参列できなかった方が、後日ご遺族の自宅を訪ねてお悔やみを伝えるという意味で使用されるケースが多いです。

会葬

会葬(かいそう)とは、ご葬儀や告別式に参加することを意味する言葉です。「参列」「列席」は、ご葬儀以外の式典や儀式にも使用されますが、会葬はご葬儀以外には用いません。

臨席

臨席(りんせき)は、「席に臨む」といった意味なので、出席とほぼ同義です。皇族など身分の高い方が式典や会議などに出席された場合、主催者側が敬意を込めて伝えます。

「参列」「列席」は結婚式などでも用いられる

「参列」「列席」は、冠婚葬祭どの式典でも用いることができます。使い方はご葬儀と同じで、招かれる方は参列、招く側は列席と表現するのが正しい使い方です。

【使用例】

参列

・親友の結婚式に参列しました。

・ご結婚おめでとうございます。喜んで参列させていただきます。

列席

・挙式にご列席いただきたく、ぜひ会場までお越しください。

・ご列席の皆様、この度は誠にありがとうございます。

まとめ

ご葬儀は格式の高い場であり、故人様を弔うための重要な式典です。しかし、あまり日常的に使用しない言葉が登場する機会でもあるため、いきなり臨むと困惑してしまうかもしれません。いざという時のためにも、あらかじめ正しい知識を身につけておき、相手の方に失礼がないようにしましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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