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友人の親が亡くなった場合にかけるべきお悔やみの言葉|香典の金額相場も解説

公開日2025/09/05|最終更新日2025/09/05

大切なご友人や知人から「家族が亡くなった」との知らせを受けた際、どのような言葉をかければよいのか悩まれる方も多いことでしょう。身近な人の死は、遺された方に深い悲しみと繊細な感情をもたらします。そのため、お悔やみの言葉には十分な配慮が求められます。

本記事では、ご友人に対して適切なお悔やみの言葉をかける際のマナーや注意点、さらにご葬儀への参列や香典の扱いなど、友人として取るべき対応について詳しく解説します。

友人の親が亡くなった場合にかけるべきお悔やみの言葉

ご友人からご家族の訃報を知らされることは、受け取る側にとっても大きな衝撃となるものです。訃報は、次のようなさまざまな手段で伝えられることがあります。

・直接の口頭

・共通の知人を通じて

・電話連絡

・LINEやメール

・後日はがきが届く

どのような手段であれ、突然の知らせに対してどのように返事をすればよいのか、戸惑うのは当然のことです。親しい間柄であっても、深い悲しみの中にいるご友人には、心からの哀悼の意を込め、丁寧なお悔やみの言葉を伝えることが大切です。

相手の気持ちに寄り添いながら、以下に挙げるマナーを参考に、思いやりのある対応を心がけましょう。

・死因を尋ねない

故人様の死因についてこちらから尋ねるのは控えましょう。相手が自ら話さない限り、詮索することはご遺族の心をさらに傷つけてしまう恐れがあります。深い悲しみにある相手への配慮が何より大切です。

・返しの言葉は短く

ご遺族はご葬儀の準備など多忙な状況にあります。弔意をしっかり伝えるとともに、「何かお力になれることがあればお知らせください」「ご無理なさらず、ご自愛ください」といった気遣いの言葉を添える程度に留めましょう。

・LINEやメールでは返信不要の気遣い

訃報を多くの方に伝えることは精神的にも負担が大きいものです。お悔やみのメッセージを送る際には、「ご返信は不要です」「お返事はお気遣いなく」などと一言添えると、相手の負担を軽減できます。

・スタンプや絵文字の使用は控える

日常的に使っているスタンプや絵文字であっても、お悔やみのメッセージでは不適切です。言葉だけで、丁寧に気持ちを伝えるよう心がけましょう。

・できるだけ敬語を使う

友人関係であっても、訃報に関しては敬意をもって接することが求められます。基本的には敬語を用いながら、必要に応じて柔らかい表現を用いることで、自然な思いやりのある文章にすることができます。

・忌み言葉を避ける

訃報を受けた際も、重ね言葉や不吉な表現(例:「重ね重ね」「また」「消える」「死ぬ」など)は避けましょう。言葉選びに慎重になり、相手の心情に寄り添う姿勢が大切です。

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・励ましの言葉は避ける

深い悲しみの中にあるご友人に対して、「頑張って」「早く元気になって」「忘れよう」といった励ましの言葉は、時に心を締め付けるものとして受け取られることがあります。善意からの言葉であっても、かえって関係に亀裂を生じさせてしまうこともあります。

「どうかご無理なさらないでください」「いつでもお話を伺い ます」「お手伝いできることがあれば、遠慮なくお知らせください」といった、相手の気持ちに寄り添う柔らかい言葉をかけることが大切です。

「口頭」でお悔やみの言葉を伝える場合の例文

ご友人から直接訃報を告げられた際には、落ち着いて、心を込めてお悔やみの言葉を伝えることが大切です。故人様に対しては敬意を持った言葉遣いで、ご友人には優しく寄り添うような話し方を心がけましょう。冗談や軽い言い回しは控え、真摯な姿勢で接します。

・本当にお辛かったですね。心よりお悔やみ申し上げます。私にできることがあれば、いつでも言ってください。

・謹んでお悔やみ申し上げます。私でよければ、いつでもお話を伺い ますので、ご無理なさらないでくださいね。

・お辛い中、ご連絡をいただきありがとうございます。このたびはご愁傷さまです。無理はなさらず、何かお手伝いできることがあればお声がけください。

※「ご愁傷さまです」は仏教由来の表現です。相手が神道やキリスト教などの場合は、「謹んでお悔やみ申し上げます」など、宗教に配慮した言葉を選びましょう。

「電話」でお悔やみの言葉を伝える場合の例文

電話で訃報を受けた場合、声だけのやり取りとなるため、余計な詮索は避け、端的に心を込めた言葉を伝えることが望まれます。相手の状況を思いやり、長話にならないよう配慮しましょう。

・お父様のこと、心よりお悔やみ申し上げます。突然のことで言葉もありませんが、私にできることがあれば、遠慮なくお知らせください。落ち着かれた頃にご連絡いただけたら嬉しいです。

・お辛い中、ご連絡くださりありがとうございます。お母様の訃報に接し、深い悲しみを感じております。心からご冥福をお祈り申し上げます。無理はなさらず、いつでもご連絡くださいね。

※「ご冥福を祈ります」「ご愁傷さまです」は「仏教用語」にあたりますので、相手の方が神道やキリスト教の方でしたら「謹んでお悔やみ申し上げます」に変更しましょう。

「メール・LINE」でお悔やみの言葉に伝える場合の例文

最近では、メールやLINEなどで訃報を伝え合うことも一般的になってきました。返信を強いることのないよう、「返信不要」などの一言を添えると、相手への思いやりが伝わります。

・突然の知らせに言葉も見つかりません。心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆さまもお身体にお気をつけてお過ごしください。何かお力になれることがあればお知らせください。ご返信は不要です。

・ご訃報に接し、ただ驚いております。心よりお悔やみ申し上げます。無理はなさらず、ご自身のお身体も大切になさってくださいね。返信には及びませんので、どうかお気遣いなく。

・このたびはご連絡いただき、ありがとうございます。お母様の優しい笑顔が思い出され、とても寂しい気持ちでおります。いつでも話を伺い ますので、ご無理なさらずにお過ごしください。返信はご不要です。

友人の親が亡くなった場合、ご葬儀には参列すべき?

ご友人のご両親が亡くなられた際、そのご葬儀に参列すべきかどうかは状況によって異なります。訃報を受けた経緯やご友人との関係性を踏まえた上で、慎重に判断することが求められます。では、どのように判断すればよいのでしょうか。

友人本人から訃報を受けた場合は参列すべき

ご友人ご本人から直接訃報を受けた場合は、まずご葬儀の形式(一般葬・家族葬・直葬など)や日程を確認しましょう。お悔やみの言葉に加えて、以下のように丁寧に伺うのが自然です。

差し支えなければ、お通夜や告別式の詳細を教えていただけますか?

一般葬であれば、参列するのがマナーとされています。その際は、ご友人に参列の意思を伝えましょう。お通夜か告別式のどちらに出席するか、あるいは両方に参列するかは、ご友人や故人とのご関係に応じて決めます。

一方、家族葬や直葬の場合には、ご遺族からの明確なお誘いがない限り、参列は控えるのが適切です。

ただし、ご葬儀の場所が遠方で、急な参列が難しい場合には、葬儀場へ一報を入れた上で、速やかに弔電を手配しましょう。弔電はお通夜、もしくはご葬儀に間に合うよう、できる限り早く送ることが大切です。

また、故人様と面識があり、深い関係性があった場合には、ご葬儀後にご友人へ連絡を入れ、ご自宅に伺ってもよいかを確認した上で、香典を直接お渡しするのも一つの方法です。

人づてに訃報を聞いた場合は参列しない

また、友人ご本人からではなく、人づてに訃報を聞いた場合、基本は参列する必要がありません。ただ、他の友人からご葬儀への誘いを受けた場合は、他で同じ状況の方々と相談するなどし、参列の可否を決断します。また、縁が薄い疎遠の方の場合は、弔電を送るだけでも良いでしょう。

後から知った場合は弔問の可否を確認する

また、ご友人ご本人からではなく、第三者を通じて訃報を知った場合には、基本的にはご葬儀への参列は必要ありません。ただし、共通の友人などから参列のお誘いを受けた場合は、その場で慌てて判断せず、他の方々と状況を共有・相談したうえで、参列の可否を決めると良いでしょう。

また、すでに交流が少なくなっていたご友人や疎遠になっていた方の場合は、無理に参列せず、弔電を送るなどの形で哀悼の意を表すことでも十分です。

友人の親が亡くなった場合の香典の金額相場

ご友人のご両親が亡くなられた際にお包みする香典の金額は、ご友人や故人様との関係性にもよりますが、「5,000円」以上が目安です。

親しいご友人であれば、多めに包んでも差し支えありません。ただし、あまりに高額な香典は、ご遺族にかえって気を遣わせてしまう可能性がありますので、金額には十分配慮しましょう。

まとめ

親御様を亡くされた方は、計り知れない深い悲しみを抱えておられます。そんなとき、私たちにできることは、その痛みにそっと寄り添い、心に寄り添う姿勢を持つことです。相手の心情を思いやり、失礼のない言葉遣いや慎みある行動を心がけましょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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