
公開日2020/05/01|最終更新日2020/05/01
お通夜式は、一般的に夜に行われます。そのため、仕事などの都合でどうしても開始時間に間に合わないということもあると思います。このように、お通夜式に遅刻してしまった時はどのように振る舞えば、故人様やご遺族に失礼にならないのでしょうか。
今回は、お通夜式に遅刻してしまった時の失礼のない対応の仕方についてご紹介します。
お通夜式とは元々、故人様に近しい関係性の方々がご遺体のそばにお線香を置き、夜が明けるまで共にいる儀式でした。しかし、このやり方は徹夜をする体力が必要なこと、火事が起こりやすいということもあり、現在では18~19時頃から始まり約2時間程度で終わる「半通夜」が主流となっています。そのため、仕事帰りの方が参列しやすく、現代では仕事終わりにお通夜式に参列することが多くなってきました。
では、仕事などの都合で、お通夜式に遅刻してもよいのでしょうか。
時間に遅れないようお通夜式会場に到着するのがマナーですが、やむを得ない事情がある際には、遅れても問題ありません。お通夜式に1時間程度遅れるというのであれば、参列したほうがよいでしょう。
ご遺族にとっては、故人様のために忙しい中、駆けつけてくれたという気持ちがうれしいものです。遅れる時間が1時間程度であれば、遠慮せずにお通夜式に参列した方がよいのです。
お通夜式に遅れてしまう際は、どのように振る舞えば失礼にならないのでしょうか。
お通夜式に遅れてしまう際は、必ず事前に連絡を入れましょう。ここでいう「事前」とはお通夜式が始まる前のことです。斎場でお通夜式を執り行うにせよ、ご自宅で執り行うにせよ、ご遺族は会葬者の対応で忙しく、連絡が取れないことがあるためです。
また、お通夜式の斎場で執り行われる場合、閉館する時間が決まっていますので、急いで駆け付けた時には斎場が閉まっていたということも考えられます。
そのため、お通夜式の会場に到着するまでの時間を逆算し先方におおよその到着時間を伝えた上で、遅くなるがお通夜式に参列しても問題がないかなどを確認しましょう。
お通夜式の会場に到着したら受付に立ち寄り、受付に会場スタッフなどが残っているのであれば、「お焼香をしたい」ことを伝えましょう。
お焼香の際、ご遺族に挨拶する時には「お悔やみの言葉」と「遅れたことのお詫び」と「お焼香してもよいか」を伝えるようにしましょう。遅刻した理由については、特に述べる必要はありません。
【例】
このたびは突然のことで、誠にご愁傷様でございます。遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。
お焼香だけでもさせていただければと思い参りました。お焼香させていただいてもよろしいでしょうか。
なお、通夜振る舞いに関して以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、関心のある方はぜひご参照ください。
もう迷わない「お悔やみの言葉」。知っておくべきマナーや注意点
お通夜式の開始時間に間に合わなくても、お通夜式が終わる前に会場に入ることはできます。問題は会場に入るタイミングです。自分の判断で会場に入ることを避け、まずは斎場や葬儀式場スタッフに遅刻したことを告げ、会場に案内してもらいましょう。スタッフに指示されたタイミングで会場内に入ります。
多少の遅刻ならば、お通夜式に参列したほうがよいと上述しましたが、到着するのが21時を過ぎる場合でも、お通夜式に伺ったほうがよいのでしょうか。
お通夜式の会場によっては、閉館時間が決まっていることがあります。お通夜式の開始から1時間以上遅くなりそうな時は、事前に会場に閉館時間をたずね到着時間を伝えてから、焼香ができるかを尋ねておくとよいでしょう。
ご遺族は大切な方を亡くされ、心身共にお疲れになっています。故人様と深く親交があった場合を除いては、あまりに遅い時間にお通夜式に伺うのは遠慮したほうがよいでしょう。翌日以降のご葬儀・告別式に参列するか後日弔問したほうがよいでしょう。
お通夜式に遅刻してしまった時に、香典は渡した方がいいのでしょうか。
お通夜式会場に到着した時に、香典の受付をまだ行っている場合は、そのまま渡して問題ありません。受付が終了している時は、ご遺族に直接お渡しするか、翌日以降に行われるご葬儀・告別式で渡します。ご葬儀・告別式に参列できないのであれば、後日ご遺族のお宅に弔問した際に渡すか、郵送します。
訃報は突然やってくるため、仕事や予定を調整しても時間や場所によっては遅刻してしまうことが無くはありません。しかし、お通夜式に限っては、遅れても駆けつけることがよいとされています。つまり、大切なのはお通夜式は故人様を偲び、別れを惜しむために参列することなのです。
ただ、気をつけておくこととしては、時間によってはご遺族の方々にご負担の掛けてしまうということです。ご遺族の負担になるような時間に駆けつけるのは遠慮するようにしましょう。
60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。
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