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2021-12-17

一周忌の香典の金額相場|香典袋の書き方や三回忌・七回忌の香典についても解説

一周忌法要に招待された際に、香典は事前に用意しておく必要があります。マナーや注意点を知っておかなければ、ご遺族に対して失礼にあたる可能性もあるので注意しましょう。

この記事では、香典に包む金額の相場や香典袋の書き方、渡し方といったマナーや注意点について解説します。三回忌・七回忌の香典についても解説しているので、香典について不安な点がある人はチェックしてみてください。

一周忌も香典を渡すのがマナー

一周忌に参列する際も、香典を渡すのはマナーです。事前に香典を辞退する案内が来ている、会場の看板や受付などに辞退する旨が記載されているといったケースでもない限り、香典は用意しておきましょう。

三回忌や七回忌でも参列者は香典を渡すのがマナー

一周忌以降の三回忌・七回忌でも、参列者は香典を渡すのがマナーです。三回忌・七回忌は家族のみで行うケースもありますが、招待を受けた際は、基本的に断ってはいけません。相場については次項で解説していますので、故人様との関係性に合わせた金額を包むようにしましょう。

一周忌の香典の相場

一周忌で用意する香典の相場は、5,000~10,000円です。関係性が深い場合は10,000円以上を用意しておくとよいでしょう。

それでは、具体的にどのような関係性で、どのくらいの香典を用意しておくべきなのか、相場を関係性別に以下の表にまとめました。

【香典の相場】
関係性 相場
故人様が自分の親 10,000~50,000円
故人様が三親等の親族 10,000~30,000円
故人様が友人 5,000~10,000円
個人が会社関係の人 自身が20~30代 5,000円~
自身が40代~50代 10,000円~

上記はあくまでも相場なので、自分の年齢に応じて金額を調節しましょう。会食が設けられている場合は、香典を少し上乗せして包むのがマナーです。

注意点として、「4」や「9」など亡くなること・苦しむなどことを連想させる数字とされているため、避けましょう。

三回忌・七回忌の香典の相場

三回忌・七回忌における関係性別の香典の相場を以下の表にまとめました。

【香典の相場】
関係性 三回忌 七回忌
故人様が自分の親 10,000~30,000円 10,000~50,000円
故人様が三親等の親族 5,000~20,000円 5,000~30,000円
故人様が友人 3,000~20,000円 5,000~30,000円

三回忌・七回忌となると、会社関係の人が参列することは少なくなります。香典の相場については「一周忌の香典の相場」を参考にしてみてください。一周忌同様、年齢や会食の有無によって香典に包む金額を調整しましょう。

一周忌の香典袋の書き方

香典袋には外袋と中袋があります。ここからは、各袋の書き方(マナー)について解説します。

<香典袋の外袋・中袋について>

・外袋:表書きと名前を記載する

・中袋:表面には金額、裏には住所(郵便番号)や名前などを記載する

香典袋は薄墨で書くことが一般的とされていますが、49日以降は普通の筆ペン(墨)を使用して問題ありません。ただし、ボールペンなどは失礼にあたるので使用しないようにしましょう。

外袋の書き方

仏式の場合、四十九日以前にお供えする香典には「御霊前」、四十九日以降の香典には「御仏前」と書くケースが多いです。ただし、外袋の表書きと名前は宗教によって書き方の注意点が異なるため、宗教別の書き方を確認しておきましょう。

【宗教別の表書きについて】
宗教 書き方・注意点
仏式 真宗 ・真宗には霊の概念がない。
・御霊前ではなく、御仏前と書く
曹洞宗 ・曹洞宗には浄土の教えがない
・御霊前ではなく、御香典や御仏前と書く
神式(神道) ・神式においては、御玉串料、御榊料、御神饌料などと書く
キリスト教(カトリック、プロテスタント) ・カトリックの場合は御花料、御ミサ料、御霊前と書く
・プロテスタントは御花料、献花料、忌慰料と書く
【外袋の名前について】
香典を供えるパターン 書き方・注意点
個人 ・水引(飾り紐)の下に名前を書く
・名前はフルネームで記載し、誰か分かるようにしておく
複数名 ・目上の人が外袋下段の真ん中になるよう書く
・左へ順に次の方の名前を書きくわえる
・上下関係がない場合は五十音順
・4名以上の場合は外同一と書いて、別紙に人数分の名前を書く
夫婦 ・中央に夫の名前(氏名)を書く
・左側には妻の名前
・故人様へ結婚報告ができていなかった場合は、中袋の左側へ旧姓も書く
会社 会社として名前を書く ・会社名でなく、代表者の名前を書く
・中央に社長の氏名、左側に会社名
同僚などと連名で名前を書く ・同僚などの連名の場合も、代表者名を書く
部署ごとに名前を書く ・部署ごとの場合は、右に会社名、その左に○○部一同と書く
・別紙にて、各氏名や金額、住所、連絡先を書き添えても問題ない

どのパターンにおいても、水引の下の中央部分に氏名や会社名を書くこと、誰が香典を供えたか分かりやすくすることを忘れないようにしましょう。

中袋の書き方

中袋には、ご遺族が香典返しをしやすいよう、金額と住所を記載します。余計な気遣いにならないように注意しましょう。

<中袋の書き方>

・表面は金額

・裏面は参列者の住所+名前

<書く際の注意点>

・金額は旧漢字で書く(金壱萬円など)

連名の場合、表面に合計金額、裏面に代表者の氏名+住所を書きます。他の人の名前・住所・個別の金額は別紙に書いておきましょう。

一周忌の香典袋の包み方

香典袋を包む際は、以下のマナー・注意点を理解しておきましょう。

項目 マナー・注意点
水引の種類 ・黒白or銀一色のもの
お札の種類 ・新札やシワの多いお札は避ける
お札の向き ・中袋を裏にしたとき、お札の人物が表になるように入れる
・上下に関しては、人物が下になるように入れる
・複数枚のお札を入れる際は、上下の向きをそろえる

お札が新札の場合、亡くなることを予期していたと連想させてしまうので、入れてはいけません。あまりにシワが多いお札もご遺族に失礼なので控えましょう。

一周忌の香典袋の渡し方

香典袋を渡すのは一周忌の会場にある受付です。渡すタイミングは会場によって異なるので、自分よりも前の人を参考にしましょう。渡す際に添える言葉と、渡すまでの手順は以下を参考にしてみてください。

<香典を渡す際の手順>

1.「このたびはご愁傷様でございます」と伝えてから一礼する

2.「御仏前にお納めください」と言葉を添える

3.袱紗(ふくさ)に不祝儀袋を乗せて両手で差し出す

4.袋の文字が受付から見て正面になるように渡す

まとめ

香典は、三回忌や七回忌でも参列する場合は用意しておくことがマナーです。関係性や年齢、会食の有無によって包む金額の相場は変わってくるので注意しましょう。詳しくは「一周忌の香典の相場」も参考にしてみてください。

また、香典袋には名前や住所、包んだ金額などを記載します。こちらについてもマナーがあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。


記事の制作・編集
セレモニーコラム編集部

60年の歴史と実績のあるセレモニーのご葬儀専門ディレクターが監修。喪主様、ご葬家様目線、ご会葬者様目線から分かりやすくのご葬儀のマナー知識をお伝えします。


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